「 Via Dolorosa ヴィア・ドロローサ 悲しみの道 」と呼ばれる道がある。
エルサレムの城壁の中、旧市街の迷路のような道の一部が、、、
イエスが死刑の判決を受け、十字架を背負って歩かされた道がそうなのだ。
イエスは自らの運命を知っていたとされ、この件も予期していたとか?
弟子の一人である「 ユダ 」の裏切りによって、イエスは連れ去られるのだ。
ユダは金目当てで祭司長たちにイエスの引き渡しを持ちかけ、銀貨三十枚を得る約束で、、、
イエスが、エルサレム神殿を頂点とするユダヤ教体制を批判したため、
ユダヤ人の指導者たちは、死刑の権限がないので、その権限のある支配者ローマ帝国へ反逆者として渡し、
公開処刑の死刑である十字架ないしは杭に磔になって処刑されたというものである。
ちなみに、この悲しみの道には、「 14の留 」というものがあるのだ、、、
1:イエスが死刑の判決を受けた所。
2:十字架を背負う、茨の冠、ローマ軍兵士鞭打ち。
3:一度目につまずいた所。
4:母マリアが十字架を背負ったイエスを見た所。
5:クレネ人のシモンがイエスの代わりに十字架を背負う。
6:ベロニカという女性がイエスの顔をハンカチで拭う。
7:二度目につまずいた所。
8:エルサレムの娘たちに、「 私の為に泣くな、、、 」と。
9:三度目に倒れた所。
以下、全て聖墳墓教会内部にある。
10:衣服を脱がされた所。
11:十字架に釘付けにされた所。
12:イエスが息を引き取った所。
13:マリアがイエスの亡骸を受け取った所。
14:イエスが墓に収められた所。
あれから、約2000年という年月が既に経過している、、、
あの頃と今では、何がどう違うのか、、、 ?
きっとこの街の喧騒は変わっていないんだろうなぁ、、、
参考文献:Wikipedia 「 イエス・キリスト、ユダ 」
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