聖地巡礼 ユダヤ教 「 神との約束の地・神殿の丘・嘆きの壁 」




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「 Wailing Wall 嘆きの壁 」。 エルサレム旧市街の中にあり、神殿の丘の壁の西側の一部。

ユダヤ人・ユダヤ教徒にとっては、民族の歴史が刻まれている所であり、心の故郷であり、、、

「 聖地 」になっているのだそうだ。


a0086274_915749.jpg自分たちのルーツである祖先たちが、

たくさんの受難を乗り越えて作られたこの神殿。

民族愛が鼓舞されること間違いない、、、

神との契約の箱をこの上のドームに納めた人物、ダビデ。

今ではイスラエル国旗となった「 ダビデの紋章 」が翻っている。


a0086274_9151332.jpgかつてここには、ユダヤ教の神殿があった。

あのバビロン捕囚という民族的受難の後に、古代の人々が、

もう一度、ユダヤ教と向き合う為に建てたのだった。

それが、再びローマ軍に破壊されたまま、、、 既に2000年近く。

ユダヤ人たちはその神殿の再建を願っているのだ。


a0086274_9151995.jpgキリスト教で「 旧約聖書 」と呼ばれる書物が、

ユダヤ教の「 聖書 」そのものになっている。

ちなみに、ユダヤ教はキリスト教、イスラム教よりも長い歴史を持ち、

二つの宗教の源であり、同時に多大な影響を与えてきた。

また、イスラム教でも「 モーセ五書 」という書物は、

あの「 コーラン 」に次いで重要視されるとのこと。


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信者たちは手にその聖書を持ち、壁に向かって祈りを捧げる。

ユダヤ教からの視点では、ユダヤ教はキリスト教やイスラム教と違い、

信仰、教義よりも、その前提として、まず行為・行動の実践と学究をすすめる。

その為、この壁にやって来て、祈りを捧げることが重要とされていて、

日々の生活の中でも、その行為は行われているようだ、、、


a0086274_9153052.jpg「 キッパ 」というちょっと変わった小さな帽子がある。

手の平大のもので、布で作られたりしている。

それをユダヤ人はほとんど日常的に被っている。

それは、神に対して頭を隠すことて、

神に対しての謙遜の意思を表す意味があるという。

ちなみに、観光客は紙製の帽子を被ることが義務付けられている。


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そもそもユダヤ教というのは全く知らない宗教だ。

それが、向こうの世界では「 選民思想 」などという考えがあるほど。

全く縁の無い宗教なので、不可解なことも多い、、、

まぁ、自分の世界にない思想・考えというだけで、

向こうには向こうの信じる世界があるということだ。


a0086274_9154734.jpgこの一風変わったモノを頭に載せている信者、、、

よく見ると、周囲の信者たちも同じようにそれを頭に載せている。

話によると、「 テフィッリーン 」と呼ばれるもので、

朝の礼拝の時には必需品とされている?

そういえば、バスの中でも着けてお祈りをしてる信者もいたなぁ、、、


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「 タッリート 」と呼ばれるこの布は、

ユダヤ教の礼拝の時に男性が着用する、布製の肩掛け。

というわけで、この頭の上の黒いモノと、この布を纏い、

そして、聖書を手に祈りを捧げるのだそうだ、、、

あくまで、これが正装とのこと。


a0086274_915595.jpg街でみかけるユダヤ人の1/3くらいが、

こういった真っ黒な洋服を着ている。

全員が全員そうでないということは、やはり正統派とか宗派があるのだろう。

それにしても、その誰もが全く同じ格好をしていて、

髭まで同じだとやっぱり不気味、、、

こういう人たちがエルサレムの街にはものすごく多く、

そして、嘆きの壁に集まるのだ、、、


a0086274_916947.jpgユダヤ人女性も祈りを捧げに壁にやってくる。

中では、男性用と女性用に仕切りがしてあって、混ざることは無い。

なので、家族連れでやってくる姿を見かけたりする。

ちなみに、子供たちにもそれなりの正装があって、やっぱり真っ黒。

髪の毛は短くとも、もみ上げは長く伸ばしているのが特徴的、、、


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金曜の日没から土曜の日没までは、「 シャハッド 」と呼ばれる休日になる。

ユダヤの休息日となっているので、公共の機関などは休みになり、街も静か。

その「 シャハッド 」の始まりと終わりの時には、ユダヤ教徒は壁に来て、お祈りを捧げる、、、


その時刻が近づくに連れ、街の至る所で真っ黒尽くめの教徒たちが見られる。

真っ黒な人々が人気の少なくなってきた旧市街を行く様子は、まるで物語りか昔話のよう、、、

これがここの日常とは知りつつも、自分にとってはかなり非日常的な光景で戸惑う。


ユダヤ人にとっては、ここは自分たちの歴史であり、先祖のルーツであり、神との契約の地なのである。

苦渋にまみれたユダヤ人の歴史も、第三次戦争でエルサレムを占領したことを機に、

本当の意味で帰るべき場所に帰ってきたのだ、、、 言うまでも無く最も重要な土地なのだ。





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by hitoshi280477 | 2007-05-23 12:24 | Israel
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