目が覚めると、既に陽は高かった。 どうやら昨日の疲れから、ぐっすり眠っていたらしい、、、
列車の振動は思ったよりも大きかったが、順調に走っているようなので安心した。
窓の外に目をやれば、緑の多い大地をひた走る様子が良く見てとれたのでした。
なんだかまだ眠気が覚めないまま、駅に到着した。
国が違えど、列車の旅の風景は、さほど変わるものではなさそう、、、
でもさぁ、、、 駅弁とかはないんだろうね。 あっても、何が入ってるのか分かんないし。
結構あっさり通り過ぎた一駅目とは違い、二駅目はこんな状況に、、、 何コレ?
何故これだけの人が駅のホームに溢れているのか、、、 ロシア人+モンゴル人→不可解?
よく見た結果知ったのは、なんと「 売買交渉 」しているのです、、、 駅のホームで!?
こんな光景を目にするのはなかなか無い、、、 それにしてもこの熱気には驚かされる。
もちろん売り手も買い手も女性ばかり、、、 そこには国を越えた駆け引きが!?
よく見れば、列車の窓越しに売る人や、こっそり売ろうとする乗務員の姿も、、、
こちら二等寝台部屋です♪ なぜこんなにモンゴル女性に囲まれているのかというと、、、
そもそも、この車両、他に外国人はいないのです。 で、同室の娘の友達が遊びに来たのでした。
それにしても、狭い、、、 下段のベッドは座席兼用。 上段のベッドは折りたたみ式なのです。
まぁ、国を越えて走る超長距離列車、、、 慣れないことや不可解なことは多い。
「 Nの反対→ I P→R 」 これって「 イクラ? 」
廊下にあった時刻表。 しかし、モスクワと東側では最大5時間の時差があるのだっ!
サモワールと呼ばれる給湯器。 これのお陰でお茶やコーヒー、それにラーメンまで助かります!
モスクワ駅の目の前のデパートで、出発前に購入した食料。 これでたった3~4日分?
ちなみに、ウィーンで買った出前一丁もあります! なにせ、ロシア製ラーメンは劇マズ!
実際、これだけで足りるはずも無いのだけど、ロシア飯はほとんどがマズイから、、、
もちろん「 豪華な国際列車の旅 」なんて、期待もしていなかった。 某TV番組じゃあるまいし。
それにしても、庶民の移動という列車の旅そのもの過ぎるぞっ! まぁ、それが望みでもあるか、、、
驚くなかれ、シャワーは存在しません♪ 洗面台や洗面所で、コップでなんとかするのです!
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