カテゴリ:Palestine( 8 )

Palestina 「 パレスチナ@中近東 」


[PR]
by hitoshi280477 | 2007-05-15 09:09 | Palestine

Palestine vol.7 「 パレスチナ問題 - 今そこにある危機、、、 」


a0086274_22583970.jpg

パレスチナ自治区にて。 イスラエル側によって建設された「 壁 」の存在。

それは、その事情を全く知らない者にとっても、あまりにも衝撃的な事実だった。

これが、今日の世界に存在しているとは、目で見ても信じがたい「 パレスチナの現実 」だった。


a0086274_230716.jpg

現代のアパルトヘイトとも呼ばれているこの壁、イスラエル側の説明では、「 テロリストの予防 」と。

第三者からみれば、それは間違うことなく「 人種隔離 」の為の壁以外の何物でもない。

聞けば、ユダヤ人入植以後、パレスチナ人の土地は着実に狭められているとのこと、、、


a0086274_10162433.jpg

パレスチナ側には、白と緑のナンバープレート。 イスラエル側には、白/黄と青のナンバープレート。

話によると、イスラエルのナンバープレートのほうが有利だとか?

ナチス・ドイツ統治下、ユダヤ人が「 ダビデの紋章 」の腕章を義務付けられた話に似てきている、、、


a0086274_231355.jpg

小さな村での大きな出来事、、、 イスラエルの不法土地占拠に対しての村人によるデモ。

本来ならば、平和そのものの小さな村。 村人たちのその平和が脅かされてる現実。

イスラエルに対して、村人は自らの土地を守る為に立ち上がる。 手にはパレスチナの旗のみ。


a0086274_10225316.jpg

パレスチナの人々は、人懐っこい。 そして、気の良い人も多い、、、

残念なのは、何故か人(特に東洋人)を見下したがることと、嘘をつくこと。

親切で、やさしい人が多い中で、そういう輩(特に若者)に会うと、幻滅する、、、


そんなコトがあると、「 パレスチナなんかど~でもいい、、、 」と、思いたくなってしまう。

自らが、自らを辱め、窮地に追いやるようなことはどう考えても得策には思えないのだが、、、

そこには、自分の知らない宗教観からくる世界観・価値観、それと風習があるからなのだろうが。


a0086274_1017848.jpg

パレスチナからエルサレムへと戻るとき、ふと車窓の外に目をやるとあの壁の姿が見える。

それを見る者の心には、きっと「 不快な気分 」、、、

そして、そこに住む者の心には、きっと「 憎悪の念 」を産むことだろう。


パレスチナ問題はこれからも続いていくだろうと思われる。

先祖代々、「 神との契約・約束の地 」としているユダヤ人が再びこの地を離れることは、

如何なる理由があっても無さそうに思える。


それに、ここにはユダヤ・キリスト・イスラムの宗教上の聖地が数多くある。

各々の宗教にとって、ここはとても大事な土地ということになっている。

それが、更なる争いを産んでいるのは事実。 それは、歴史が証明している。


そして、何よりも問題なのは、、、 「 平和を嫌う者の存在 」。

限られた土地の中で、自分こそが優位に立ちたいという観念が、

平和を嫌い、争いを産んでいる、、、 両者から。


大多数の人々が、ただ純粋に平穏な生活を望んでいるのに対して、

一部の人間のそういう観念・行動によって、この地は汚されている。

それが、今日の「 パレスチナ問題 」の根源なような気がする。


a0086274_10172568.jpg

あの壁の向こうにあの人たちが今日も生きていると思うと、なんともやるせない気分になる。

なんの因果で彼らの人生はこんな状況に追いやられてしまったのか、、、

パレスチナで生きる人々の現実を少し知ってしまった今、、、 何をどうすれば良いのか?





Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.



[PR]
by hitoshi280477 | 2007-05-15 00:52 | Palestine

Palestine vol.6 「 大量虐殺の地 - ジェニン 」

イスラエルのよる大量虐殺のあった街、ジェニン。 未訪。

このジェニンという街では、イスラエル軍の侵攻により、たくさんのパレスチナ人が殺害・被害に遭った。

1km四方ぐらいの小さな街は、たくさんの軍用車両で取り囲まれ、民家はブルドーザーで壊されたという。


当時、メディアの立ち入りは禁止され、医療関係者も入域不許可だったとか?

たくさんのパレスチナ人が殺害された、、、 イスラエル側はそれを「 テロリストの殲滅 」と?

本当のところの話は知らない、、、 ただ、たくさんの無実の住民が殺され、民家が壊されたとのこと。


「 きっと行っても何も分からない、、、 」そう自分に言い訳して、行かなかった。

ジャーナリストでもなく、専門家でもなく、活動家でもない自分がそんな所にいったところで、、、

「 これ以上、知ったところで一体何がどうなるのか? 」そう言い訳して、、、 避けた。


地元の人々にしてみれば、少しでもいいからパレスチナで起こっている現実を外国人に見てもらい、

それが、良い結果を産むことを期待している。 が、自分に何が出来るというのか?

一人の旅行者がそこまでする必要があるのか、、、?


自分の中でそういった葛藤が産まれた時、、、 行くのを辞めた。 

それが、良かったのか、悪かったのか、、、

「 ジェニンの大虐殺 」 過去と呼ぶには早過ぎる。 2002年4月の出来事だ。


* ジェニンを知るには、、、 → google で検索「 ジェニン 」。
[PR]
by hitoshi280477 | 2007-05-14 23:25 | Palestine

Palestine vol.5 「 憎しみの壁 - カルキリヤ 」




イスラエルの作った壁によって囲まれた街がある、、、 ラマッラーからの乗り合いバスで一時間強。

丘が多くて、緑が少なく感じるだけで、後は畑やオリーブの木が点在している道中の景色は、平和そのもの。

その丘と丘の間のウネウネとした道を進むのだが、、、 飛ばすんだ、これが。 やはりパレスチナの血も荒い。


a0086274_11211839.jpg
街はそこそこ大きくて、活気のある街だった。 普段見かけない外国人に地元の人々は興味津々!?

出会った小学生たちもそれは同じだった、、、 顔つきからして人懐っこいではないか? 

「 写真を撮ってやろうか? 」と言うと、このポーズ。 みんな仲良し、、、


a0086274_11182054.jpg
不思議とみんな同じ色のリュックを背負っていたので、

聞いてみると、それは UNICEF ユニセフの支援によるものだった。

嬉しそうリュックを見せてくれる子供。 そんなところが素朴で可愛い。


a0086274_11182998.jpg
壁のある場所を人に尋ねながら歩いていく、、、 街の中心部から離れるだけあって閑散とした雰囲気。

そんなところに「 壁 」は、ど~んとあった。 その光景は、、、

その姿からして、かなり威圧的。 なんと高さは8mはあるというのだ!


a0086274_11183511.jpg
これが、現代の「 アパルトヘイト・ウォール 」と呼ばれるイスラエルとパレスチナを隔てる壁。

「 対テロリスト・対自爆テロ 」という名目で、イスラエルによって一方的に建設されたもの。

パレスチナ人による壁の存在そのものに反対するメッセージも多い。 そりゃ、そうだ、、、


a0086274_11184788.jpg
「 お茶を飲んでいかないか? 」と誘われたので、頂きに、、、

この辺りではよくあることだが、やはり慣れない、、、 見ず知らぬ者にもお茶を振舞う習慣。

いつもの「 人と人の近さ 」を感じさせられるひと時。


この辺りの人は良いが、若い者の考えることも同じで「 日本について 」の様々な質問が、、、

年配の人が英語を少し話すので、あの壁のことについて尋ねるが、、、 口を濁していた。

やはりあまり話したくないのだろう。 壁が完成してしまった今となっては、その気持ちも分かる。


a0086274_1119565.jpg
再び壁周辺に戻ると、改めてその壁の威圧感を感じた。

それにしても、民家に近すぎる、、、 その距離およそ100m。

ここで生活する人々の壁に対する思いは、、、 憎しみ?


a0086274_11191260.jpg
捨てられた土地で、有刺鉄線を拾う子供の姿。 ここが近場の遊び場なのか、、、

この壁、そこそこ大きなこのカルキリヤの街をほぼ取り囲んでいて、なんと出入り口は一つ。

もちろん、そこにはイスラエル側によるセキュリティ・チェック・ポイントがある。


a0086274_11191937.jpg
壁からの街の眺め。 この壁が無ければ、至って普通なのだが、、、

この壁が建設された時、たくさんの農地が破壊されたと言われている。

それと同時に、土地を失った者、隔てられた者、平和を侵された者、、、


a0086274_11192873.jpg
「 俺たちは一つの家族だ 」と、バス乗り場で出会ったおっちゃんたち。

街で最初に出会った子供たちのことを思い出す、、、 やはり「 人と人との距離が近い 」。

もちろん自分にも親しく接してくれた。 そんな人たちがここには住んでいるのだ。


そういえば、先ほど食べた昼飯「 ファラフェル (ヒヨコ豆のコロッケが入っているサンドウィッチ)」は、

店の主であるおっちゃんがご馳走してくれた、、、 もちろん支払いを申し出たのだが、

「 ハラス、ハラス (終わり) 」と言って受け取ってくれない。 きっと歓迎してくれているのだろう。


カルキリヤの街を包囲する壁の総延長は、、、 知らない。

でも、街と呼べる大きさの街がすっぽりと囲まれる規模。

わざわざそんなことをするイスラエルの真意とは、、、?


ちなみに、イスラエル建国時より、パレスチナの領土は明らかに縮小している。

壁が出来てしまえば、それ以上は縮小はしなそうであるが、、、

壁に包囲された街、カルキリヤのこれからの運命は如何に?





Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.



[PR]
by hitoshi280477 | 2007-05-13 16:22 | Palestine

Palestine vol.4 「 小さな村の大きな出来事 ビリーン村 その2 」




a0086274_0352935.jpg
あくまで「 話合い 」をする為に、イスラエル兵士に詰め寄る村人。

その様子を外国のメディアが記録に収める。 ある意味、これが唯一の防御策。

さすがのイスラエル側も、外国のメディアの前では過激・無茶・非道なことはしないとのこと、、、


a0086274_0354014.jpg
少し場になれて落ち着いた頃、やっと実際に問題となっている金網を確認できた。

その辺りをたくさんの兵士と装甲車で固めている、、、

イスラエル側はこんな土地をどうするつもりなのか?


a0086274_0355066.jpg
フル装備のイスラエル兵士たちに対して、更に詰め寄る村人たち。

持っているのは、手にしているパレスチナの旗と、自分たちの土地を取り戻すんだという思いと、

パレスチナ人としての誇りのみ、、、 勇敢な人々だ。


a0086274_0355634.jpg
話い合いというか、一方的な抗議が続く中、尚も発射される催涙弾。

その爆音こそ慣れたものの、あの独特で、科学的な臭いに慣れる筈もなく、

臭いを感じた時には既に涙が止まらない、、、 周囲はそんな白煙に包まれる。


a0086274_036477.jpg
催涙弾の煙から、逃げ惑う我々、、、

参加者の中には年配の外国人女性の姿も、、、 急な坂道が多いので大変。

自分たちの手助けに来てくれた外国人を、パレスチナ人が見捨てることは無かった。


a0086274_036145.jpg
今度のは「 引き 」は結構本気だった。 というのも、イスラエル兵士が催涙弾を発射するだけでなく、

我々のほうに向かって走り出してきたからだ、、、

誰しもが引く周りの状況から察して、自分も後方へと走った、、、 ただひたすらに。


a0086274_0362219.jpg
そして、また前線へと戻った。 様々な場所から、催涙弾の白煙が確認できる。

一本しかない道では、若者によるささやかながら、最大の抵抗である「 投石 」が行われていた。

それに、怒った兵士たちがまたも詰め寄り、行ったり来たりの繰り返し、、、


ほぼフル装備のイスラエル兵士に、ただの石コロで対抗するとは、、、

まるで、「 巨人ゴリアテに挑むダビデ 」の話みたいだ。 (ダビデは投石で巨人ゴリアテを倒した)

イスラエルに対する皮肉を込めているのだろうか、、、 実際それぐらいしか抵抗は出来ない。


a0086274_0362981.jpg
「 逃げ遅れた、、、 」とそう思ったとき、近くの壁に隠れた。 その脇をイスラエル兵士が走る。

すぐ傍にきたメディアが両手を挙げるので、自分もとっさに挙げる、、、 オイオイ。

なんてことだ、、、 まるで戦時中と変わらないではないかっ!


近くの高台から投石をする者の姿がある。 見れば、先ほどお茶を頂いた家の若い主だった。

その姿は、自分と家族とパレスチナを守る男の姿だった。

あの子供たちの笑顔が脳裏に浮かぶ、、、 ここからあの家までは150m。


a0086274_0364525.jpg
しばらくして、どうやら状況は少し落ち着いたようだった。

実際、にっちもさっちもいかない状態だったので、少し引いた場所から眺めていた。

そこでは子供たちが何かを拾い集めている姿を目にした、、、


a0086274_0365134.jpg
大人に頼んで見せてもらうと、果たしてそれは先ほど我々に向かって飛んできていた催涙弾!

もちろん、中身は空になっているのだが、、、 これを拾うとは。

話によると、何かしらに再利用するとのこと。 なんという皮肉、、、


黒い弾は「 ラバーコートメタル弾 」といって、鉄の弾をゴムで覆ったモノ。

ゴムとはいえ、本物の銃から発射されるのだから、当たれば痛いに決まってる。

実際、話していた男は眉の上を撃たれ、少し縫った痕が見られた、、、


a0086274_0363723.jpg
結局、抗議デモ活動開始より2時間弱で終了。 話し合いは進まず、ひとまず撤退となった。

周囲の空気は重くて、村人に元気はない、、、 「 また駄目か 」といった感じ。

これを毎週繰り返していると思うと、この村での生活の大変さが伺える。


ほとんど何も知らないまま参加したイスラエルに対するパレスチナの抗議デモ活動。

これが、いわゆる「 インティファーダ(民衆蜂起) 」なのかと、、、

それにしても、あまりにも、、、 「 力 」の差は歴然ではないかっ!?


その場所を離れようと思ったら、すぐそばに乗り合いバスが来ていた。

なんとも言えないやるせない気持ちのまま、車に乗り込もうとした頃、

さらに数発の催涙弾発射の音がした。 しかも、被弾ポイントはすぐそば、、、


間一髪で車に乗り込めたから良いものの、さっきまでその場で話していた村人たちや、

その場で催涙弾の空き缶を拾っていた子供たちは白煙にまみれた。

車窓から、子供たちの涙する様子を見て悲痛な思いに駆られた、、、


村を出ると、すぐにいつもの丘が多くて、緑の少ないパレスチナの平和な風景が広がっていた。

でも、それはあまり写らず、頭の中には、今日の出来事が、出会った人々の顔があった。

親切にしてくれたあの老人のことが、あの可愛い兄弟と父親が、、、 気になってしょうがない。


何処にでも行くことの出来る自分と、ここで生きていくこともままならない村人、、、

一体、何が、誰がこんな世の中にしてしまっているのか、、、?

パレスチナの現状の一つをほんの少し知っただけで、ただただやるせない気持ちになるだけの自分が情けない、、、





Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.



[PR]
by hitoshi280477 | 2007-05-12 00:35 | Palestine

Palestine vol.3 「 小さな村の大きな出来事 ビリーン村 その1 」




「 イスラエルの土地占拠により、農地の半分以上を失った村がある 」と聞いていた。

そこは聞いていたよりも小さな村だった。 何処にでもありそうな平和な村、、、 そんな印象を受けた。

エルサレムからバスを乗り継ぐこと約一時間半。 やってきたのは「 ビリーン 」という小さな村。


何故こんなところまでやって来たのかというと、

この小さな村の平和がイスラエルの土地不法占拠に寄って脅かされていて、

それに対して、村人たちによる「 抗議デモ 」が毎週金曜日にあるというからなのだ、、、


a0086274_23172261.jpg
バスに乗ったときから親切にしていてくれた老人が、ビリーンの村を案内してくれた。

言葉は通じず、足元もおぼつかなかったが、それでも村を連れて歩いてくれた。

小さな村なので、外国人の姿を見ると、「 それ 」と分かるほどの状況なのだろう。

a0086274_2317484.jpg
「 あれだ 」という感じで、畑の中の一本道を皺の多い手で指していた。

距離があってはっきりとは見えなかったが、確かに金網のようなものが畑以外に何もないところに見える。

こんな土地をイスラエルはどうするつもりなのか、、、 村の農民にとっては生活の糧を得る場なのに、、、


a0086274_231816.jpg
近くの民家に入っていく老人、、、 「 お前も来い 」と。

見れば周囲の丘が多くて緑の少ない景観とは違い、その軒先には手のかかった綺麗な庭があった。

軒先には同世代の男、、、 お茶を勧めてくれたので頂く。 近くに可愛い少女の姿、、、


a0086274_23181520.jpg
その家の可愛い子供たち。 もちろん外国人になんか慣れていないので、とてもシャイ。

同世代と思われる若い男は、父親だったことに気がつく。

先ほどの場所よりわずか300mほどしか離れていないところに住む家族がいる、、、


a0086274_23183557.jpg
村までのバスを降りたところの近くにある活動家の家へ、、、

庭でメディアのインタビューに答える活動家の一人。 というか、ここの村人の一人。

軒先ではある程度の数のメディアの姿が見られる、、、 残念ながら、日本人は皆無。


a0086274_23185113.jpg
家の中では、外国人メディアの撮ったものと思われる写真の掲示多数。

TVニュースや新聞、雑誌などで見るような光景が収められている。

壁には「 Boycott Israel Products ! 」の文字、、、


a0086274_047352.jpg

毎週金曜日に行われるこの抗議デモ活動、ムスリムの休日でもあるだが、、、

村人がモスクでの「 金曜モスク 」=特別な礼拝を終えてから、一丸となって行動開始。 

村のほとんどの男たちに加えて、外国人の姿も多い。 パレスチナの旗の下に集う、、、


a0086274_23192033.jpg
拡声器のスピーカーから聞こえてくるスローガンを皆で復唱しながら、

意気揚々と進んでいく、、、 先ほど老人が案内してくれたあの道を。

しばらく進むと先ほど目にすることはなかった人影と乗り物の姿が見える。


a0086274_23194025.jpg
周囲の丘が多くて、緑が少なくて、静かな景観に何も変わりは無いが、、、

ほとんどフル装備しているかのようなイスラエル兵士の姿が見える。

ただの村人のデモ抗議に対して、そんな格好をしてくるの必要はあるのか、、、


a0086274_23222468.jpg
突然の爆音! 周囲が騒然! 皆、駆け出す!

よく見ると白煙が辺りから濛々と上っていく。

話に聞いていた「 催涙弾 」が、早くも発射されたのだ!


a0086274_23202281.jpg
夢中でシャッターを切りつつ、周囲の状況を確認すると、既に辺りに人の姿は無かった。

どうやらここは退却するのが賢明らしい、、、 来た道を走って戻る。

半ばパニック状態で走る、、、 「 一体話し合いは? 」 そんなことが頭の中を過ぎる、、、


a0086274_23203594.jpg
少し落ち着いてから戻ると、そこには救急車に搬送される人や、タンカで運ばれる人の姿が、、、

「 一体どういうつもりなんだ、、、? 」

状況把握出来ない中で、催涙弾発射の爆音が辺りに響き渡る、、、




Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.



[PR]
by hitoshi280477 | 2007-05-11 23:15 | Palestine

Palestine vol.2 「 境界線 - へブロン 」




エルサレムから南へ、、、 バスを乗り継ぐこと約1時間半。

訪れるまでは全く知らなかった「 へブロン 」という街は、

ユダヤ・キリスト・イスラムという3つの宗教の聖地。


神が使わした最初の預言者であるアブラハムを始め、イサクやヤコブのお墓。

それに、ダビデがイスラエルの王となる前にユダの王となり、7年半過ごした地。

そして、イスラエルとパレスチナの「 境界線 」が街の中心に存在するところなのだ。


パレスチナ人の中に混じってバスに乗るのは、変な感じがしたが、それはお互い様だったことだろう、、、

ここは既に「 パレスチナ自治区 」。 こんな所で東洋人を目にするのも珍しいだろうに、、、

思っていたよりも綺麗なバンに乗り、他の何処とも変わらないよく整備された道を行く、、、


見れば長閑な景色が車窓の外に広がっている。 まるっきり平和としか思えない景色。

ただ一つ異様なのは、イスラエルの監視塔が郊外の道路にも設置されていること。

こんな所に何があるのか? 監視カメラを何台も備え付けた監視塔の姿は不気味以外の何物でもない。


a0086274_17465472.jpg
バスを降りると、そこには他の何処の街とも変わらない光景があった。


a0086274_1747692.jpg
活気のあるスーク(=市場)を歩いていく、、、 人々の生活の様子を知る機会。


a0086274_17473166.jpg
スークを向けると、それまでとは一転して閑散とした街の姿、、、



a0086274_17474544.jpg更に先へと進んでいく。

軒並み店が閉まっているので、かなり異様な雰囲気。

モスクへとまっすぐ通じる仲見世通りらしいのだが、、、

見上げると、頭上の屋根の間にネット、、、 そこに、大量のゴミ、、、

話によると、上に住む入植者たちが捨ててるのだそうだ。


a0086274_1748030.jpg旧市街なのか、狭いエリアにたくさんの建物、、、 トンネルも多い。

そして、その先には、、、 セキュリティ・チェック・ポイント。

もちろんイスラエル側が設置したもの。

回転式の扉が二つ、、、 その先には、兵士が待ち構えている。


a0086274_17481017.jpgそんな所を抜けるとやっとモスクへと辿り着く。

そして、着いて早々に驚く、、、 「 何だコレ? 」

なんと神聖なるモスクの前に、もう一つのセキュリティ・チェック・ポイントが!

老若男女を問わずして、皆このセキュリティ・チェックを受けなくてはならないのだ。

もちろん子供も、外国人も、、、 なんてことだ。


a0086274_17481953.jpg実はこのモスクには信じられないような本当の話がある。、

なんと94年にイスラエルの住民によるムスリムの虐殺があったのだそうだ。

29人の死者を出したこの事件、なんとイスラムのお祈り中に起こったという、、、

そこを何故かイスラエル側がセキュリティ・チェックをしている、、、


a0086274_17483243.jpg
帰り道、行きとは別の道を行くことにした。 小さなトンネルにあった壊れた回転扉を通ると、、、



a0086274_17484261.jpg
そこにあったのはゴーストタウン、、、 人の気配どころか、生命の存在を感じない。

かつてそこに街があったことは、明らかなのだが、、、 一体?

よく見ると、そこにはイスラエルの国旗であるダビデの紋章がひらめいている、、、


実はこのへブロンという街は、H1とH2という二つの街に分けられている、、、 今では。


97年より作られたこの街。 間違いがなければ、その土地占有率はH1の20%とH2の80%?

H1には12000人のパレスチナ人が住み、H2には600~800人のユダヤ人が住むのみ、、、

以前H2にいた30000人のパレスチナ人は、嫌がらせ等を受けた為に、H1に移動した。


a0086274_17485349.jpg
街中ではイスラエル兵以外はほとんど目にしなかった。

白昼とはいえ、ゴーストタウンなるところを一人で歩くのはかなり気味が悪い。

時折、魔女のような真っ黒な服を着たユダヤ人少女の姿が、更に不気味にさせる。


イスラエル側にも主張があるらしく、看板に「 ここはアラブ人に盗まれた土地 」と。

ユダヤ人の入植地と呼ぶのは相応しくなく、どちらかというと「 占領地 」。

あのユダヤの紋章を見れば見るほど、そんな印象を受ける、、、


H1とH2の境界線には、やはりセキュリティ・チェック・ポイントが設置されてある。

フル装備をしている兵士が、まだ背負っているリュックが大きく見えるほどの子供までチェックしている。

もちろん、そのリュックの中まで、、、 なんてことだ。


セキュリティ・チェック・ポイントを抜けて、パレスチナ自治区側へ戻ると、そこは先ほどバスを降りた所。

振り返って見てみても、あんな所がH1とH2の境界線だとは、、、 近過ぎる。

一つの街の二つの顔、、、 こんな所が今の世の中に存在するなんて、、、





Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.



[PR]
by hitoshi280477 | 2007-05-10 16:17 | Palestine

Palestine vol.1 「 パレスチナ自治政府 - ラマッラ 」




パレスチナ自治政府の議長府がある「 ラマッラー 」へ向かう。

エルサレムからバスに乗ること、約30分。

そんなところがPLOの本部になっている、、、 のか?


a0086274_1124952.jpg
エルサレムには二つのバスターミナルがある。 それもこれも、この土地が二つに分かれている為?

イスラエル側とパレスチナ側、、、 ユダヤ人はイスラエルに、アラブ人はパレスチナに行くのだ。

料金はパレスチナ側のほうが、若干安め。 でも、満員になるまで出発しないのが当たり前、、、


a0086274_1125951.jpg
イスラエルの設置したチェック・ポイント、、、 エルサレムから程近いこともあって、警備も物々しい。

パレスチナ側に行くときには、ほとんどノーチェック。 イスラエル側に行くときには、

外国人はほとんどチェックされないが、パレスチナ人は女学生でも歩いて検問を通らなければならない。


a0086274_113690.jpg
街角ではたくさんのポスター。 選挙モノなのか、なんなのか? 過激なモノも見られる。

実は、PLO(パレスチナ解放機構)はいくつもの組織の集合体。

内部での組織・派閥争いがあるとも噂され、その中には無茶をする過激派も、、、


a0086274_1131778.jpg
ヤセル・アラファト、、、 以前のPLOのリーダーであり、議長・大統領だった人。

パレスチナ解放運動家として活躍した彼も、今では地下に眠る存在となってしまった。

人々の憶測から様々なことが言われているが、彼の功績を称えてここに「 廟 」を建設予定。


a0086274_1132690.jpg
ラマッラーは他よりは大きな街ではあるが、根本的なことは何も変わらない。


a0086274_1133480.jpg
大通りのすぐ裏は市場になっていて、その活気に溢れた様子が見られる。


a0086274_1134681.jpg
驚くほど野菜や果物の数が多く見られる。

乾いてやせ細った大地を勝手に想像していただけに、それには正直驚いた。

パレスチナの大地は比較的肥沃だということを、市場にて実感した。


a0086274_1135529.jpg
相変わらず人々は人懐っこい。 何処へ行っても声がかかる。

こんな小さな子供でも、立派にお店の番をしているのだから感心させられる。

もちろんカメラと撮られることに興味津々。 


a0086274_114447.jpg
行くまでは知らなかったパレスチナの世界。

「 思っていたよりも平和 」という感想は、日頃のメディアの偏った報道のせい?

そこには他の何処とも変わらず、人々が普通に生活する姿があった。





Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.



[PR]
by hitoshi280477 | 2007-05-09 16:20 | Palestine