カテゴリ:Antarctica( 13 )

Antarctica 「 南極@極地+α 」

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同じ地球上に存在する奇跡に、、、 感謝♪

Antarctica 南極@極地+α vol.1~12

2005年12月の旅話。




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by hitoshi280477 | 2007-07-14 12:32 | Antarctica

Antarctica vol.12 「 南極の旅の技術・情報  」

出発地点 : ウシュアイア・アルゼンチン

         首都ブエノスアイレスから飛行機で約4時間USD120くらい。


南極観光船 : Explorer 号 エクスプローラー号 フィンランド製 BTO


ツアー会社 : GAP Adventure カナダの会社が主催

          http://www.gapadventures.com/


現地旅行代理店 : ウシュアイアの町に数件ある。 各自現地確認。 簡単。


観光の時期 : 11月~3月 12月中頃がベストとか? 南半球の夏の時期です!


ツアー内容 : 8泊9日 現地4日強で、南極半島がメイン。

         18泊19日 フォークランド諸島、南ジョージア島、南極半島など。


ツアースタイル : Expedition = 探検・活動的  上陸回数は多い。


ツアー料金 : 「 Last Minutes Price 」 いわゆる投売り@出発地・出発間近のみ

          9日間で、「 USD2750 」 当時は@120で約33万でした。
          ( 内$250は追加燃料費 )( 内$2200をC/C払い )( 内$550をCASH )

          19日間で、「 USD3500 」( 追加燃料費は一日につき$25 )

          3食込み。 思う存分食べれる。 スナック・ドリンクのサービスもあり。


船内公用語 : 英語 (やっぱりね。でも、カナダ訛りのアナウンスは難っ)


持ち物 : 普段の旅の装備

       普通のデジカメ ←望遠レンズ・広角レンズ等あると便利♪

       予備のバッテリー+電源プラグ等

       酔い止め (かなり揺れる時あり、、、必携!)

       防寒+防水具 (GORE-TEX系)(ウシュアイアでも買・借あり)

       長靴 (ウシュアイアでも買・借あり $10くらい 山用は×)

       靴下 (余計に持ち込む+防寒対策) ←安いの三枚履きしてました♪

       サングラス+日焼け止め+ニット帽? 真っ白な世界なので、(@_@;)になります。

       おやつ+ミネラル・ウォーター (船内でも買える・船内の水はマズい)

       適度のユーモア+適度の常識

*とにかく、寒かったので、、、基本は「 GORE-TEX上下 」に重ね着です!

       上 : Tシャツ+フリース+長袖シャツ
       下 : 薄いパンツ(実はパジャマ?)+Gパン
       頭 : 普通のニット帽+サングラス
       手 : 手袋 (フリース地)(防水のモノでないとキツイ)
       足 : 長靴(膝下)+安い靴下3枚履き!



☆★★ ポイント+コツ ★☆★

普段の生活とはかけ離れているかのように思われる「 南極行き 」。

そんな非日常的なことをしたいと思う人が世界中から集まるのです。

現実に「 南極半島 」までは船に乗れば行けるのです! 今のところ、、、


ポイントになるのは、如何にツアー代金を安く上げるかにかかっています。

前述の「 Last Minutes Price 」で手配出来れば、かなり安上がり♪

ちなみに、本来ならばUSD4500強の部屋を、USD2500で GET しました!


他にも数社が南極観光船を手掛けているらしいが、どれも割高・値引きなしだったり、、、

それに、そもそもツアーの形態が違ったりすると、晩餐会なんぞがあったりして、、、

なので、ツアー内容等も事前・現地購入前に確認したいところですな。


長い旅路、船酔いになること間違いなしなので、酔い止めは必携です。

ちなみに、長い日程のツアーのほうがいろいろと行けますが、南極半島以外にも立ち寄るので、

移動時間もそれなりにあるということを忘れずに。 長いツアーだから、南極に長くいるというわけではない。


お金とちょっとの思い切りがあれば、誰でも行けるところであります!

実際、参加している国籍・年齢層は幅広く、みんな楽しんでいました。

「 南極に行ってみたいと思いませんか~♪ 是非、一人生に一南極をっ! 」
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by hitoshi280477 | 2005-12-16 17:06 | Antarctica

Antarctica vol.11 「 Day 9 南極の旅 - 回顧録 」

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by hitoshi280477 | 2005-12-15 16:21 | Antarctica

Antarctica vol.10 「 Day 8 再びドレーク海峡 」


朝起きると、もう船は「 氷の世界 」を離れて、既に帰路についていた。

目指すは出発地点であるウシュアイアへ、、、

その為には、再びあのドレーク海峡を越えていかなくてはならないのだ。


南極と南米の距離は約1000km。 時間にしてまる二日の距離、、、

行きと同じように講習やら、談話ならで時間を潰すのだが、、、

夢のような時間の後には、やはり何処か喪失感のような、、、


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何がどうって時間があるんだっ! でも、iBookを持参しているので、写真の処理やらなんやら、、、

部屋の中に引きこもるも、旅先で知り合った人々との会話も絶えない。

お互いに写真を交換したりなんかしたり、、、 ちなみに、部屋は狭い!


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船内のラウンジでも、みんなで写真を見せあいっこしたりしました♪

どうやら、誰かが「 彼が良い写真を持ってる 」と言い回ったらしく、

ちょっと人気者に、、、 あの80歳くらいの婆ちゃんにも見せてとせがまれたり。


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南極観光日本人御一行様。 このメンバーで8泊9日。 楽しみました♪

途中、船酔いが酷かったり、寒くて辛かったり、駄弁ったり、、、 良い思い出です。

みんなの顔にも「 南極観光 」の満足が満ち溢れてますな、、、 そりゃあ、そうだろうに!






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by hitoshi280477 | 2005-12-14 16:02 | Antarctica

Antarctica vol.9 「 Day 7 氷の世界 」

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Paradise Bay

 まずはゾディアックに乗り込み、しばし氷河クルーズとなった。 今朝もしんしんと雪が降っていて、とても寒い。 その中をゾディアックで行くのだから、吹く風は正に身を切る様な冷たさだ。

 ここも南極半島だ。 聳え立つ山の斜面には、真っ白な世界が広がっている。 その合間を縫うように氷河が存在していて、その様子がかなり間近で見ることが出来る。 近くに近付くと、その大きさがよく分かる。

 不思議なのは、今にも崩れそうなのに、崩れることはないことだ。 崩れないということはないのだけれど、残念ながら僕らが近付いていた時には、氷河の滑落は目にする事は出来なかった。 それも、無理はない。 ここは氷河が頻繁に滑落する程暖かくはないのだからっ!



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 そして、島に上陸する。 ここにはアルゼンチンの基地があるとのことだが、今は休業中か廃業中といった感じで誰もいない。 それでも、島自体には上陸可能となる。



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 この島にはあまりペンギンもいなくてちょっと寂しいのだが、急な斜面を登って行くと、そこからは湾内とその周りに広がる素晴らしい景色を一望する事が出来る。 登っている途中からその事に気付くのだが、約30分程かけて登った頂上では想像以上の景色が見える。 特に、比較的小さな湾内の水面に移る雪山の景色なんかはとても綺麗だった。



 結構大変な思いをして登った山を、降りるのは至って簡単だ。 滑り降りるだけなのだから、、、

 というのもも、既に先発隊が滑って降りて行ったであろう溝がある。 そこに乗って滑って行けば良いだけなのだっ!

 少々、お尻が痛いが、それでも歩いて下るよりは断然早いし、楽チンだし、その上面白いのだっ! 結局、何回か中腹まで登っては滑り降りて遊んでしまった。 こんな遊びをしたのは初めてかも知れない!?



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Mikkhelson Harbour

 予定では、ここが最後の上陸ポイントになる。

 何度も雪の上や氷の上、それにたくさんのペンギンたちや氷の世界を見て来た為に、恐ろしい事に少し感動が薄れつつあったのだが、「 ここが最後 」と、そう聞くと妙に貴重な時間に思えて来た。

 上陸してすぐ、鯨の骨があった。 とても大きい。よく見るとひび割れている。 「 なんと無惨な、、、 」という感じは何故か全くせず、どちらかというと自然のオブジェのように見えた。 きっと人間によって殺されてしまったのだろうけど、、、



 ここにはジェンツーペンギンやら、アシカやらが住んでいる。 その様子を見に行く為に、島の上の方や反対側へと行くのだが、、、 雪が深い!



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 この島、「 Trinity Island トリニティ島 」は、南極圏にほど近い所にあるので、要はもっと寒いのだ。 寒い分、雪がもっと降るのだっ! そういうわけで、この島は時には膝上以上になる新雪で埋もれていた。 いや、埋もれたのは僕のほうだ。 とにかく、歩くのが大変なのである。 その脇を、ペンギンが颯爽と歩いて行くのである、、、 ぐぐぐっ。



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 何とか反対側まで行くと、そこにもジェンツーペンギンやアシカがゴロゴロとしている。 「 こんな所にも君たちは住んでいるんだね~ 」といった感じだ。

 ふと辺りを見回せば、ここは雪に埋もれた山や大地に囲まれている島だ。 我々人間が、普段生活しているような所では有り得ない環境だ。 寒さのせいか、水気を含んでいるであろう雲が空のかなり低い所にある。 今にも雨か雪が降りそうな雲だが、ただ辺りを薄暗くしているだけだ。 その光景は、不思議であり、かつ、恐ろしく見える。



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 「 I don't belong here... 」



 何故か頭に ふっ とそんな横文字が過った。
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by hitoshi280477 | 2005-12-13 12:00 | Antarctica

Antarctica vol.7 「 Day 5 湯加減はいかが? 」

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Halfmoon Island

 今日最初に上陸する場所は「 Halfmoon Island 半月島 」。 急な勾配のある所にチンストラップペンンギンが住んでいる。 いわゆるあごひげペンギンである。

 この半月島は、背後にも大きな島が見え、そこに雪の層が見えたりもし、景観はなかなか良かった。 ここが他の所とちょっと違って見えたのは、その急勾配もそうだが、岩山が剥き出しになっている所が多く、南極にある雪と氷に埋もれただけの島のイメージはない。

 その急な坂を登りきった所に、やはりあごひげペンギンたちのコロニーがある。 こちらが息を切らしながら登っていくのに対して、彼らはズンズンと登っていく。 小さい体の割には、強い足腰を持っているようだ。 見るからに、その一歩一歩が力強い。


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 彼らは岩場も特異なようで、よく観察していると、彼らと同じくらいの大きさの岩場を一つ一つ飛ぶようにして、進んでいっているのが分かる。

 通称「 岩飛びペンギン 」というのがいるが、それは他の種なのだ。 でも、その岩飛びペンギンと同じように、彼らも岩の上をホップジャンプしているのである。 その軽快な足腰は、僕の想像していたペンギンの動きではなかった。

 捻挫とかしないのだろうか?


Deception Island

 火山が噴火して産まれたこの島は、三日月のような形をしている。 三日月の形をしている部分だけ、海面から出ていて、その中心部は入り江のような感じになっている。 そして、その一部開いている部分から、船はその内部へと侵入する事が出来るのだ。


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 何でも、以前ここは捕鯨基地があったそうで、今ではその残骸のみが残っている。 火山で出来た島の景観に、人工の物体がそのまま放置されている。 写真に収めてみれば、その姿は良い絵に成り得るが、やはり景観は損なわれているように思えてならない。



 ちなみに、ここでの一番の行事は、温泉に浸かる事だ。

 温泉?

 南極で温泉??



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 そう思うのは皆同じことと思う。 しかし、噴火口の真っただ中にあるこの上陸ポイント付近では、地中の温度がかなり高いらしく、その暖まった砂利使って、水を暖めるそうだ。

 果たしてどのくらい暖かい水になるのだろうか??? 入ってみれば分かるのである。 以前、肺に穴が空いた時に医者に無茶をしないように言われたが、無茶をしなくては何事も始まらないのだ、と思う。



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 いやはや、その海水の、、、 生暖かいこと。 きっと生暖かく感じたのは、外気がほぼ0度だったからであろう。 普通に入ったら間違いなく冷たい。 これを温泉と呼ぶのにはちょっと無理があるが、外国人は誰もこれを温泉と呼んでなくて、勝手に日本人が温泉と思って熱い湯船を想像して入っただけの話である。 まあ、入れない事は無い。

 しかし、それだけでは終わらない。 先発に入っていた人たちが、水温0度と言われる南極の海に飛び込んでいるのを僕は遠くから見ていたのだ、、、



 「 百聞よりも、一見よりも、一動だっ!! 」



 いつものそんな理由付けで、僕は海水に入る事にした。 


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 実際、海水は相当冷たかった。 が、そんなのは冷た過ぎて感じないし、それ以上に気分が高揚していた、、、 いや、もはや気違いの域に達していたのだろう。 入っている最中は特に何も感じなかったし、出た後も何も覚えていなかった。 まあ、そんなもんだ。

 驚くべきは、白人の御年80歳にはなろうかというおばあちゃんが入っていたことだったっ!! 若い者だけがやるのかと思っていたら、何てことはない結構な年配の参加者も、、、 素晴らしい。 日本人の年配の人たちには出来ないことだ。 チャレンジ精神が違うと思った。 まあ、あの年齢で、南極くんだりまで来れたら、もう思い残すことはないのかもしれん、、、
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by hitoshi280477 | 2005-12-11 11:04 | Antarctica

Antarctica vol.6 「 Day 4 南極上陸 」

午前6時半。 最初のグループには出発の時間だ。 100人からなる乗客たちは、既に二つのグループに分けられていて、今朝は僕のグループが先に行動することになっている。 というわけで、朝ご飯前から大忙しだ。 服やカメラやらの装備の準備もままならない、まだ目が覚めていないのだから、、、

 上陸の際には、ゾディアックと呼ばれる12人乗りくらいのゴムボートで行くことになる。 それは、以前ガラパゴス諸島に行ったときと同じ様なものだ。 僕ら一般庶民が思うよりは、頑丈に造られている。 水温が0度とも氷点下ともなる所に行くのだから、それは至極当たり前なのだが。

 ただ、船からこの客船に乗り込むのは少し大変な作業だ。 何せ海面でそれをやるのだから、波の揺れを良く見ながらやらないといけない。 それに、年配の人が多いものだから、その作業はゆっくり丁寧に行われなければならないのだ。 ガラパゴス諸島のように暖かい海ではないのだから、ここでは落ちるわけにはいかない。


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 まあ、そんなこんなで10人前後を載せたら出発となる。



「 Brown Bluff 」

 朝早い為に、やけにひっそりとした感のある海を進むと、僕らは南極大陸へと上陸した。 ゾディアックを降りて踏みしめたその第一歩は、それは何とも言えない気分だった。 遂に、南極大陸上陸なのだっ! 世界に6とも、7とも言われる大陸の中で、一番行くのが大変な大陸に、僕は僕なりの足跡を残すことが出来たのだから、その興奮は人の知る所ではない。

 しかし、実際に個人旅行者が南極大陸に足を踏み入れることは、定義の上ではちょっと話が違う。

 というのも、僕の乗っているような観光客船、仮にそれが探検用に造られていたとしても、行けるのは「 南極半島 」までなのだ。 地図で見れば確認出来るように、南極半島は、南米大陸に向って ニョキッ と突出している所がそうなのだ。 まあ、その半島も南極大陸の一部なのだから、南極大陸に上陸したということには間違いはない。



 ここは、アデリーペンギンと、ジェンツーペンギンという二種類のペンギンたちのコロニーがある所だ。 というわけで、ここでは間違いなく南極ツアーでの主役であるペンギンたちに早くもお目にかかる事が出来るのだ。


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 アデリーペンギンは体長約40cmくらい。 毛は黒と白のツートンカラーで、目は小さくて可愛い。 立っているとそうは見えないのだが、腹ばいになると体がまるまるとしているのが分かる。 まるで、ぬいぐるみだ。 体が小さいせいか、数匹のグループで行動するようだ。

 今は既に産み落とした卵から、もう雛が産まれ始めている頃だった。 よく見ると、寝そべった雌のペンギンんがゴロゴロとしている。 きっとお腹で卵を暖めているのだろう。

 彼らの生活ぶりと目にするのは実に面白い。 それは、彼らペンギンそのものが可愛いのはもちろんのことなのだが、こんな極地であんな小さな生き物が棲息していることなのだ。 まあ、選んでここに住んでいるのだろうが。 よく見ていると、中にはじゃれあっているペンギンたちや、いそいそと何処かへ歩いていくペンギンたち、それに凍ってしまったかのように全く動かないペンギンたち、、、 実に面白い。



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 ジェンツーペンギン。 目の所に すっ と三角形の白い部分があるのが目印だ。

 体長は約50cmくらい。 特に普通のペンギンだ。 ただ、非常に興味深いことがある。 それは彼らの住んでいる所そのものだ。

 というのも、彼らは比較的砂浜に近い所に生活しているのだが、彼らは卵を産み落とすと、小さな岩場を造ってその上で雛がかえるのを待つそうだ。 そうすることによって、雪解け水が流れ始めたとしても、その岩の隙間から水が流れ落ちるだけで、暖めている卵そのものが流れ落ちる事は無いし、卵が凍ってしまう事も無い。


 それだけでも、「 ふ~んっ 」と思うのだが、面白いのはその岩場を組む過程だ。


 雪に覆われた砂浜では手頃な大きさの石の数は少ない。 しかし、無いわけではない。 そうすると、どうするのかというと、、、 人の家から盗むのであるっ! しかも、もちろん手は使えないのだから、くちばしで石を盗んで来るのだ。 それも、すぐ隣近所からっ!! なので、いつもご近所さん同士で石を盗みあったり、喧嘩をしたりしているのだ。 そして、僕ら第三者はそんな様子を目にすることが出来る。



 面白い実験があった。 色を塗った石を、その界隈の真ん中に置いておいて、その様子を探るというものだ。 結果は、想定通りで、30分後にはそれなりの数の石がその界隈に散らばっていき、1~2時間後には、もうほとんどの家にその色付きの石があったそうだ。

 それもこれも、そうやって子孫を残す為に本能でそうしているのだろう。 そう思うと、このジェンツーペンギンたちのその罪は問われる事はないだろう。 まあ、無料だし。




「 流氷クルーズ 」

 お昼頃になると、今度はゾディアックに乗ってのクルーズに出る事になった。 そういえば、辺りは既に大小様々な流氷に囲まれている。 航行中、時にはそれなりの大きさの氷のプレートを割って進んでいく事もあった。

 今度はもう一つのグループが先に行った。 まるで吹雪の様な中、、、 一時間程して、僕らの番になった時にはうっすらと晴れてきて、ゾディックに乗った頃には太陽が顔を出して来た。 何の運か知らないが、相変わらず運の強いことに驚く。


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 ゾディアックはその端の部分が、大きなタイヤのチューブのようなもので出来ている。 その高さが海面から50cmほどあるとはいえ、その下は氷点下すれすれの海だ。 それにその50cmの高さから見える世界は全く別物で、まるでドキュメンタリー映画を観ているかのようだ。 頭に ピンッ と来たので、舳先に腹ばいに寝そべって、その海抜50cmの高さから氷の世界を撮ったりしていた。 まるで、本当にドキュメンタリーカメラマンになったような気がした。



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 一面の氷の世界に、太陽の陽の光が注いでいる。

 その光景は、何とも言えないほど美しい。

 氷の神秘的で半透明な白と、これまた神秘的で半透明な海の色の調和が、、、

 むむむ、言葉では表現しにくい事が多い。



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 ふと見上げると、一匹のペンギンがポツンッと氷の上にいる。

 少し遠くにいるものの、今回持って来たカメラでは、何とかまともな写真を撮る事が出来る。 後で見ると、ペンギンが一人氷の上にいる様子がよく伺えた。

 その姿、まるで瞑想しているように思える。



「 Madder Cliffs 」

 今日、三回目の出動だ。 「 初日からこんなに? 」とも、思ったが、出来る限り出動した方が良いに決まっている。 少し前のシーズンでは、同じ日程で全部で5回くらいしか出動出来なかったと聞いていたから尚更だ。



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 ここもアデリーペンギンのコロニーになっている。 きっと彼らは体が小さいから、比較的暖かいこの半島に住んでいるのだろう。 ただ、驚く事に、その小さな体で、人間でも上るの相当しんどい急な坂を登った上に住んでいるのだ。 そうすることで、捕食者たちから自分の身を守っているのだ。 その高さ、実際に自分の目で見た人でさえも信じ難いことだろう。

 可笑しいのは、その急坂を腹ばいで登っていく様子だ。 まるまるとした体をソリにして、ガッチリとした爪を持つ足で雪の地面を蹴っていく、、、 あんなに小さな足で、一体どうやって人間よりも早く登れるのか実に不思議だが、ここは彼らのホームグランドだということを思えば、ある程度は納得出来る。 それにしても、登るのは速い。



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 このポイントの反対側に行くと、そこでもまたアデリーペンギンや、アシカたちが見えた。 驚くべきはその向こうに広がる海と大きな氷の塊の造り出す景観だ。 何となく写真を撮って、後で見たらその景観の素晴らしいことっ! この一枚で「 南極ってのはこんな感じなんだよね 」と言える写真になっていた。 近くを歩み寄ってきたペンギンを入れることで、また雰囲気が出たことと思う。 すぐにiBookのデスクトップに貼付けると、その写真は他の人にも喜ばれ、また僕の頭の中ではこの写真をHPの南極編に使う事に決まっていた。



 残念だったのは、海に飛び込むペンギンたちの姿をカメラに収める事が出来なかったことだ。 実際、僕は岩場でタムロしていたペンギンたちの群れを、15分くらい動かずにカメラを構え続けていた。 それなのに、彼らは飛び込んでくれなかった。 一つの岩にもう何十匹のペンギンがひしめいて、後ろのペンギンたちが前のペンギンたちを押したりもしているのに、、、 もう足の指先に感覚が無くなった頃、僕は諦めて他のポイントに移ってしまった。

 しかし、後で戻って来て、また頭に ピンッ ときたので、咄嗟にカメラを用意すると、、、 なんと彼らは僕がカメラを用意する前に飛び込んでしまったのだっ!! さっきあれほど待って飛び込んでくれなかったのに、今度はすんなりと、、、 ペンギンの心を読むのは難しい。 残念。





 今日は大忙しな一日だった。 実際、疲れていたものの、充実度は120%を超えていたと思う。 南極への旅路が、それらしくなってきた事はとても喜ばしいことだった。
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by hitoshi280477 | 2005-12-10 10:33 | Antarctica

Antarctica vol.5 「 Day 3 大海原での遭遇 」


朝起きると、何故か無性に甲板に出てみたくなった。

何故なのかは良く分からなかったが、何故か何かが見えるような気がしてならなかったのだ。

もうまる一日以上、船で突き進んでいるのだから、

そろそろ何かが見えるだろうと思うようになっていた。

気分が高揚していた分、何の根拠も無い割には、そう信じて疑わなかった、、、



甲板に出てみる。  かなり風が強い、、、
 
そこには、見渡す限りの真っ青な海が広がっている。

視界の続く限りの360度だ。  これが、大海原ってやつだ。



天気の良いせいで、本当に海は青く、空も爽やかな青だった。

海の水が僕が今まで訪れた何処よりも冷たいということを思うと、

それでまたその青い海がより一層青く見てしかたなかった。


実に神秘的で、奥に何かを秘めた様な感じがする。

初めて見るとても素晴らしい光景を、言葉で表現するのはいつも難しい。

他に例えが無いのだから、、、



進行方向右手前方、1時の方向、つまり南南西に、

何だか大きくて水平線上に乗っているような感じの白い物体が見える。

距離はまだかなりあるが、海と空の微妙な青色の合間に、その白は引き立つように見えた。

水平船上に横長のその物体は、ちょうど真ん中部分がうっすらと凹んでいるようであり、

両端は少し空に突き出る様な形をしている。


船が近付くにつれ、その正体が判明した。

巨大な「 流氷 」なのだ。

流氷と呼ぶと小さなものを想像してしまいそうだが、

僕の目の前にど~っんとあるのは間違いなく流れて来た氷の塊だ。

もっと恰好良く呼ぶのなら、氷塊とでもしておこう。


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真っ青な大海原に浮かぶその大きな氷塊のその姿は、正に自然の神秘を感じさせるには充分だった。

南極半島からもまだ距離がかなりあると言うのに、

比較的暖かいこの海域であんなに大きな氷塊を見れるとは驚きだった。

もっと小さくて、今にも消えて無くなりそうなものなら話は分かるのだが。

自分の見ていた「 それ 」はまるで、、、 「 氷の大陸 」のようだった。



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今日もまる一日、船での移動だ。

その間は基本的に自由時間なのだが、この合間に南極についての様々な講義を受ける事が出来る。

動物の生態系はもちろんのこと、地質学や南極条約についてなどもある。

それらは、南極についての知識を増やしたい人にはとても魅力的なものばかりだった。

実際、その道の専門家や大学教授が受け持っている。 バイト君も一人いたが、、、



それは、地質学の講義を受けている時だった。

後で聞けばそんなことは滅多にないそうなのだが、

その講義の真っ最中に船内アナウンスが入った、、、



ピンポ~ン♪ 「 ザトウクジラが船に近付いています 」



そんなアナウンスが入ってしまえばどんな大事な講義も後回しだ。

実際、今の今まで講義をしていた教授も、「 やれやれ 」と苦笑いしながら、

皆と一緒になって甲板へ出たのだった。



急いで部屋に戻り、カメラと寒くならないように上着やらを掴んで、それから甲板に上がった。

何処だ、何処だと騒ぐ間もなく、ザトウクジラの親子が船のすぐ真横で顔を出してきたっ!!

なんと、その距離3mも無い程だっ!!


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「 すごいっ すごいっ 」の連呼である。 他にどう言えば良いのだろうか?

ザトウクジラの親子は、船に付き添うように泳いでいて、

たまに船の下に潜り反対側へと顔を出したりしている。


その度に、十数人の乗客が操舵室を横切ったりしているのである。

「 Oh~... Wow~... 」と、甲板ではもう大騒ぎ。

皆、「 あっちだ。 こっちだ。 」と甲板を走り回し、、、



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乗客の大騒ぎ振りをまるで楽しむかのように、その親子は泳いでいた。

どう表現すれば良いのかわからないが、

実際一緒にいた時間が30分くらいもあったことを考えると、


きっと親子は自分らと遊んでくれたのだろう。

それも、彼らの顔が目の前に現れ、その表情や、大きな鳴き声、潮を吹く様子、、、

それに真っ赤なうんこを出す瞬間までも!?


オキアミというピンクのエビをたくさん食べるので、うんこも赤くなるそうだ。

その様子を見ていた自分らは、「 鯨に何かがあったのではないか? 」などと、

心配してたのに、、、  ヒドイよ、真っ赤なうんこなんて!





夕方頃になって、僕らは「 King George Island キング・ジョージ島 」に上陸出来る可能性が出て来た。

本来ならば、そういった活動は明日からなのだが、天候や現地の状況しだいで、
それが今日可能になるようだった。

そもそも、それは南米大陸を離れてからずっと追い風だったのが幸いしたようだ。


と、いうわけで準備をしなくてはならない。 まずは何よりも暖かい恰好をしなくてはならない。 

それに防水も。 とりあえず一回目の上陸ということで、下は靴下を二枚履きにした上に長靴を、

上はTシャツとフリースと春夏もののGORE-TEXのジャケット。

実際着てみると、ちょっと心細い気もしたが、まあ何とかなるだろうと思った。

その上に、救命胴衣を装着して完了。 室内では暑い。



担当の者が下調べに出ている。 何処からどうやって上陸するか探るためだ。

決して簡単ではないことだけに、慎重を期すのだろう。

それに、今回のツアーではこれが初めての上陸になるのだから、乗客の方にも緊張は走る。 

年配の方も多いから、お互いにうまくやらないといけない事も多いだろうし、、、


どうやら最初検討していたポイントは駄目な様である。

船内アナウンスの指示通り、僕ら乗客はいつでもいけるように、

スタンバイの状態で待機していなくてはいけない。

このままの状態で、島の反対側のポイントに向かうそうだ。 、、、暑い。



一時間程して。

スタッフの健闘も虚しく、今回はキング・ジョージア島上陸は断念せざるを得ないようだ。

もちろん少し残念な気もしたが、実際キング・ジョージア島に行くとは思っていなかったので、

正直、どちらでも良かった。 ただ、スタッフたちがかなり一生懸命やってくれていたのに対して、

何だか有り難い気持ちになった。 すぐに諦めると思っていたから、、、





今日は長い一日だった。 予想通りと言えば、予想通りなのだ。

というのも、まる一日移動とあってはする事もなく、

時間が過ぎるのが遅く感じられる為にある意味長い一日になるのだろうと思っていたからだ。



しかし、実際はその正反対だった。



朝から大きな氷塊を目にした事や、興味深い講義、

それに大海原でのザトウクジラの母子との遭遇、

それに運が良ければキング・ジョージ島に上陸出来たかもしれなかったのだから、、、


そんなことを夜寝る前にベッドの中で思っていた。

「 そういえば、あれも、これも、みんな初めてのことばかりだ。 」

うっすらと薄れていく意識の中で、今日遭遇したそんな事柄を思い出していた。


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by hitoshi280477 | 2005-12-09 09:53 | Antarctica

Antarctica vol.4 「 Day 2 ドレーク海峡で船酔い 」

夜中に目が覚めた。 どうやら結構揺れている。

気が付けば、部屋の相方が室内にあるユニットバスの所でゲーッゲーッやっている。

彼は船酔いしているようだ。


意識がぼんやりとしていたが、船が左右に傾いている事は体が間違いなく感じていた。

就寝前に飲んでおいた酔い止めが効いているのか、すぐまた深い眠りへと落ちていった。

夕食前のアナウンスで言われた通りに、酔い止めを飲んでおいて良かった、、、



朝、何とか部屋を出る。 しかし、部屋を出るどころか、着替えをするだけでも一苦労だ。

何せ、立っていられないのだ。

船が揺れるのは知っているが、実際体験するといつでも嫌なものだ。

まっすぐな廊下を、右に左にフラフラとしながら進み、階段を上り、何とかラウンジまでやって来た。

まだ朝早いせいか、人気は少なかった。



とりあえず、用意してあるコーヒーを一杯やることに。

飲み物が設置されている場所から、コーヒーを注ぎ、

すぐ真横の席に座る事さえ慎重に行わなければいけなくて、

それ自体が大変な作業になってしまう。

如何に地上の生活が快適かを思い出させれる事柄ではある。



「 ふっ 」と息をついてちびりちびりとコーヒーを飲んでいると、

脇からやって来た白人が、この揺れの中で何を思ったのか、

自分が座る前にミルクたっぷりのコーヒーが入ったカップを丸テーブルの上に置いた。


そしたら、そのカップはまるでスローモーションのように、

「 スーッ 」とその小さな丸テーブルの反対側へと滑っていき、

そこに座っていた白人旅行者に全部ひっかかってしまった。

ミルクたっぷりのコーヒーがである。

時に、まだ初日の朝7時の出来事、、、 哀れ。



揺れのせいで諦めた朝食の分を取り戻すべく、昼飯を食べに食堂に行った。

今朝のまばらな人出とは違い、今度は全客数の半分くらいである50人はいた。

皆、夜中から今朝までの揺れには参っていたのだろう。

かく言う自分も軽い船酔いの為に、朝食は抜いたのだが、、、



昼食は食べ放題とあって、良いには良いのだが、

いくらそれが南極ツアーという恰幅の良いツアーでも、ここで食べ放題も辛い。

人々の中には、競争心というものがあるのだから、、、

それに、お皿に食べ物を載せるのも運ぶのも一苦労なのだし、、、



昼飯も終わり午後の一時を楽しんでいた頃、船内アナウンスが入る。

「 避難訓練 」のお知らせだ。 もちろん、全員参加。

各自部屋に戻り、救命胴衣を持って来るようにとのことだ。


派手なオレンジ色の救命胴衣を持った乗客がレクチャールームに集合だ。

ほとんどの人は時間通りに出て来たが、明らかに船酔いしていて、

今にも危なそうな人もひっぱり出されている。

まあ、緊急時の際の避難訓練なのでそれもしょうがないが、、、


何でも緊急避難用のボートには、それなりの食料や毛布やらが用意されているとのこと。

こんな寒い所では、それも充分ではないのだろうが、これは重要なことだ。

こんな海の真っただ中にいつ救助が来るのかなんて分からないのだから、、、

そう思うと、「 とんでもない所に来てしまったな、、、 」と思ったりもする。



夕食は一応コース制となっている。 特に魚や肉といったメインコースは選択肢がある。 正直、僕には驚く様な感じの夕食が用意されているが、それもこれだけの大金を払っているのならば当然なのかもしれない。 まあ、世界最南端の街を1000Kmも離れているのだから、僕にとっては何か食べれるものが出て来るだけであり難いのだが、、、 ちゃんとデザートも付いてくるし。  ただ気になるのは「 水の味 」だ。 というのも、何処か科学薬品を使った様な人工的な味と臭いがするのだ。 グラスに入った水はもちろんの事、それで入れたコーヒーや紅茶まで変な味がする。 人によっては飲めない程の味と臭いだ。 これについて思い出すのは、船の装備に書いてあった海水から真水を造る装置のことだ。 なんでも、この船にはそういった装備があって、常に水を造り出しているようだ。 言われてみれば、「 なるほどっ 」と、納得してしまう話だ。 水は重い。 でも、一番必要なものだからだ。 けれど、乗客乗員併せて150人くらいからなる人口分の水を全て持っていく事は出来ないのだから、、、 それにしても、良く出来た船ではある。 


夜、船は問題なく航行しているものの、船の揺れは治まる事はなかった。



「 ドレーク海峡 」、、、 南米大陸と、南極大陸の間にある幅1000Kmの海峡。

そこしか太平洋と大西洋を繋ぐ海はないのだから、当然揺れも激しい。

それは小さな波とかそんなのではなく、大きな流れなのだ。


歴史上では幾つも船がこの大きな海の大きな流れによって、海のモズクと化したそうだ。

そんなことを知るのだけでも怖いのだが、今は実際そこを通っているのだ、、、

そして、茶目っ気たっぷりのスタッフは、その様子を伝える「 映画 」を見せてくれるのだった、、、


人を乗客乗員併せて150人も載せる事が出来、

南極という極地を航行する事が出来る程大きくて良く造られた船でさえも、

こればかりはどうしようもない。


時には、船特有のあの丸窓にも波は被る。

デッキに出てみると、その波のようなうねりのようなものを目にする事が出来る。

下手したら、そのままデッキから海に放り出されてしまいそうな時もある。


海というのは素晴らしくもあり、恐ろしくもある、、、

この先に「 南極 」という大きな目的地がなければ、

およそ来たいとは思わないところではある、、、 ホントに。



スタッフの話によれば、今日のこの揺れは、10段階で1.5くらいだそうだ、、、

これでもマシだと言われるとしょうがないが、それを信じた人はきっと少ない事だろう。

ドーレク海峡を越えるまで、あとまる一日、、、
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by hitoshi280477 | 2005-12-08 09:27 | Antarctica

Antarctica vol.3 「 Day 1 乗船前後 」

今日が朝から忙しくなる事は分かっていた。

何せ荷物を持っていくものと、宿に預かってもらうのと、分けてからまとめて先に港に預けに行って、洗濯屋に行って、ブーツを借りに行って、スーパーで買い物をして、手袋を探して、ネットをして、南極後の航空券を手配して、、、

なので、忙しいのだ。



宿のセニョーラに荷物を預かってもらい、

洗濯屋さんまで走って午前中に仕上がるようにお願いし、

街の反対側までブーツを借りに行った。


その後、港で待っている車に荷物を預けた所で一段落の筈が、、、

昼ご飯らしきものを港の前で食べて、洗濯物を取りに行って、

スーパーでお菓子やら靴下やらを買って、

南極後のブエノスアイレスまでの航空券を買いに行って、

手袋を探して、インターネットをして、、、  やっぱり忙しい!



午後4時。 再び港に来る。 わらわらと参加者が集まっている。

指定されたバスに乗り、税関にあるような簡単な荷物検査をする。

やっぱりいろんな国からたくさんの人が乗り込むから、、、 迷惑行為防止のため?



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これから10日間お世話になる「 Explorer エクスプローラー号 」と対面した。

「 探検 」という名前の船とは、何と響きの良い事か。

意味が分からないどころか、発音も出来ないロシア船よりは間違いなく愛着の湧くことだろう、、、



船の中で、僕が最年少ということはなかったが、明らかに若い方のグループではあった。

ほとんどの参加者が年配もしくは、30代後半からと言った感じだろうか。

他の外国人の参加者には、21歳や23歳という子もいて、

そんな年齢で南極へ行ってしまったら、

その後の旅行はきっと何所に行ってもインパクトに欠け大変だろうと、、、 まあ、いいや。


明らかに東洋人はマイノリティーだ。

何人かの中国人はいるが、皆が華僑であることは間違いなく。

韓国人の夫妻は在米30年だ。



そんなワケで公用語は英語となる、、、 良し。



日本人の参加者もそれなりの数になった。 全部で6人。

自分が最年少であることは良いことに思えた。

年上の人の方が、特に外国の方々と一緒でも、

ちゃんとした振る舞いをしてくれるからであろうからである。

日本人の若い旅行者も、やはり「 若ぇヤツは駄目だっ!! 」なのである。 特に、群れると、、、


夫婦が一組、女性が一人、アフリカ旅行後が一人、そして三年前に敦煌で出会った人が一人っ!?

さすがに、これには驚いた。 三年ぶりにあったのが、南極行きの船の中とは、、、

これもまた何かの縁なのだ。  ある意味、幸先良好だ!



辺りを見回して思ったのは、皆が実に楽しそうな顔をしているということだ。

もちろん南極という、世間一般の人には「 そんなトコ行くこと出来んのっ!? 」

という感じの正に極地に行けるのだから、皆楽しくてしかたのないのだろう。

見ていてこちらも気分が良くなるほどの良い笑顔だ。

特に、80歳くらいの英国のお婆ちゃんの笑顔は飛び切りだった。



皆に楽しい旅でありますように、、、
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by hitoshi280477 | 2005-12-07 08:34 | Antarctica