<   2005年 01月 ( 14 )   > この月の画像一覧

Paraguay vol.3 「 運び屋稼業 」

 アルゼンチンのプエルト・イグアスに戻るべく、とりあえずパラグアイからブラジル側へと橋を渡っていくことにした。 国境を徒歩で越えるというのは、何だか特別なことをしているような不思議な感じがするからだ。 両国間に跨がる橋は長さ約500mといったところか。 橋の中心には双方向二車線ずつあって、その両端を歩行者が歩ける仕組みになっている。 橋下には細い川が流れていた。

 そのことには気付いていた。 バスでブラジルからパラグアイへと来た時に、橋が金網で囲われていることを。 そして、その金網の所々に無数の切り抜かれた跡と、それを修復された跡を。 その時は気にも留めなかった。





 この時の気温、約40度。 うだるような暑さと日差しの中、僕はブラジル側へと橋の上を歩いていた。 背にしたパラグアイ側に見える無数の看板を写真に収めようとしている時だった、、、

 何者かが、こちらに向かって物凄い勢いと形相で走ってくるのだ。 僕はその様子に圧倒されながらも、注視した。 頭にはバンドのような物が見え、背中には何か黒い物体を背負っている。 その時の一団は三人だった。 彼らは僕の視線など気にする様子は全くなく、そのまま僕を通り過ぎて行ってしまった。 彼らの物凄い形相と、滴る汗だけはよく見えた。

 「 今のは何だったのだろう 」 そう思って、考えていたが、振り向いて彼らの去った方角を見てみると、先のほうで止まって、何やらしているらしい。 僕はもともとそっちの方向、ブラジル側へ行くつもりだったので、撮っていた写真も早々に切り上げて、現場に向かうことにした。


a0086274_18182666.jpg



 しかし、彼らは僕が近づく頃にはこちら側へと戻ってきてしまった。 今度は少し楽そうな面持ちで、手ぶらだ。 訝しげに彼らを見つつも、絡まれたくないのでヨソヨソしくしながら、僕は彼らをやり過ごした。 しかし、やはり気になるので彼らの様子を伺うべく振り返ってみると、彼らの向こうから新たな一団が来るのが見えた。 僕はそれを知ると足早に、彼らがその荷物と共に何かをするであろう現場の方へと進むことにした。 

 今度の一団もやはり黒い何かをそれぞれ背負っている。 そして、目的の現場まで走っている。 様子がおかしいのだ。 というか、怪しいのだ。

 僕は彼らが何をしているのか、見えるギリギリの所まで来ると今度はゆっくりと歩き近づくことにした。 彼らの行動が見える、、、 なんと、彼らはさっきまで背負っていた黒い物体を橋下に落としているのだった。 橋から下を見下ろすと、推定30mはある。 ビルで言えば、10階分には相当するだろう。 上からでは判断しにくいが、それくらいはあると思われる。 その高さから、あの黒い物体を下にバンバン落としているのだ。 そして、落とし終わると、そそくさとパラグアイ側へと戻っていくのだった、、、

 不思議に思った僕は、その現場に近づくと、そこだけ橋を覆う金網に四角い穴が空けられているのを発見した。 当たりを見回して、確認した後で下を覗いてみると、、、 例の黒い物体が今では小さな点となって見ることが出来た。 そして、その黒い物体に群がる輩も認めることが出来たのだった、、、 

a0086274_18185093.jpg


 察するに、彼らはきっと何か大事な物を運んでいるのだ。 それが入国時にかかる税金なのか、はたまたそれ以上の何かなのかはわからない。 どちらにしても、それは「 密輸行為 」だ。 鼻息を荒げてそれを口にする気には毛頭ないが、正直驚いた。

 きっと彼らにもその中身は関係ないのだろう。 関係あるのは、荷物を担いで、警察や出入国管理局の税関係員の目を盗んで、あの穴まで荷物ならぬ「 ブツ 」を運ぶことなのだろう。 世の中には変わった職業があるものだ、と思った。 そして、ブラジル側にある税関で検査されている人々を見て、「 ぷっ 」と笑ってしまうのだった。

 まあ、どうせ彼らが運んでいた物もタイヤか何かなんだろうけど、、、






Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-31 09:08 | 未- Paraguay

Paraguay vol.2 「 Ciudad del Este 」

a0086274_18194568.jpg

 「 東の街 Ciudad del Este 」は南米では有名な免税の街として知られている。 その経緯は知らないが、それは世界でも珍しい場所ということだけは言える。 特に外国製品には100%のいかにも敵対的な関税をかける国が存在する今の世の中で、失礼ながらパラグアイのような経済弱小国に世界でも稀な「 免税の街 」が存在するのは理解に苦しむ。 とはいえ、一般消費者としてその恩恵に被れれば、誰一人として文句を言う者はいないだろう。





 街には話に聞いていた通りたくさんの品物と、それを並べる大型デパートに、専門店に、商店に、行商人で賑わっていた。 街自体はまだ開発段階なのかどうなのか、舗装が完璧でないので埃っぽくってたまらない。 それでも、そこを行き来する人々はそれぞれの思惑を実行するがべく右往左往している。 街は活気に満ちていた。

 その様子はどこかアジアの雑踏を思い出させるものがあった。 あの忙しなく、埃っぽいけれど、活気に満ちた何かがここにも通じるものがあった。 





 面白く感じられたのは、何故か「 中国 」とか、「 AMERICA 」と書かれたデパートのような大きい商業ビルの存在だ。 中に入れば、別段他の商業ビルと変わりはないのだが、その看板はあまりにも目立つ存在だ。どちらかというと、とても下品に見えるその看板、集客に貢献しているのだろうか? もし仮に、ここで米中における代理戦争とでもいうべき、「 経済ミニ戦争 」をしていたら本当に笑えるのだが、、、 まあ、中国人が本当に経営していても不思議はないのだが。





 取り扱っている商品の中で、一番良く目についたのはやはり電化製品だ。 というのも、昨今の電化製品、特にPC関連、デジタル関連のものは流れが以上に早いからだ。 この街がどこまでついていっているのかを知れる一つの目安になる。

 一見した感じでは、PC関連はきっとその需要から少ないと思えた。 それに比べて、音楽再生機器や、テレビ、ビデオプレイヤー、DVDプレイヤー、デジタルカメラ、ビデオカメラの数は多かった。 どの商品も少し型落ちしているものばかりのようだった。 そして、デジタルカメラやビデオカメラのように最新技術が必要としないものに限っては、見たこともないブランドが多数出回っていた。 「 AKITA - Made in Japan 」とは一体? 秋田県が総力を挙げて立ち上げたブランドなのだろうか? それとも、「 AKITA 」さんのオリジナルブランドなのだろうか??? ちなみにこの「 AKITA 」、地元の人の多くは本気で日本のブランドだと思っている。 実際、そうなのだろうか?

 車用品も多く見られた。 オーディオやタイヤなんかも取り扱っているようだが、よくこんな地理的に中途半端な土地にそんなにたくさんの品物を持って来れるものだなと関心してしまう。

 そして、やはり登場してしまうのが、「 人民バッグ 」なのだ。 中国人民の皆さんの国家的持ち物とでも言えるビニール製の袋。 ここでも手に入るのだ。 初めて見たのはタイのバンコクだったが、中国を旅行してからはそれは「 人民バッグ 」と名付けられた。 日本でいうレジャーシートの素材で出来た祖末な格好のバッグなのだが、これがその見た目の割にはかなり丈夫で、旅行者の中では重宝するものも多い。 実利を取る中国らしい一品なのだ。 もしかしたら、中国製でないのかも知れないが、ここでは中国製ということを前提に「 人民バッグ 」となる。 その人民バッグが南米のこんな奥まった地で活躍している。 買い物客はもちろんのこと、それを売り歩く人々を始め、それに自分の売り物を入れて売り歩く人もたくさんいる。 というか、みんなそれを持っていると言った方が話が早い。







 電化製品に、衣類。 車関連の部品に、スポーツ用品、小物、おもちゃ、、、 品物は非常に多岐に渡っていると言えよう。 モノを欲しがる現代に生きる人間にとってここ Ciudad del Este は、きっと魅力的な街なのだろう。 が、しかし、そうでない者にとってはあまり魅力的に見えない街だ。

 モノに群がるその姿、、、 あまり美しいものとは思えなかった。

a0086274_18195797.jpg





Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-30 09:07 | 未- Paraguay

Paraguay vol.1 「 不可解な国境 」

 東の街、シウダー・デル・エステ 。 何故の東の街と呼ばれているのかと言えば、それはやはりパラグアイの東に位置しているからなのだろう。  隣接する二つの大国、アルゼンチンとブラジルに挟まれるように存在している国、パラグアイ。 先日、訪れたウルグアイと同様に両大国の緩衝地帯のように思えてならないというのが本音だ。 大国の狭間で生きる国というのはいつも分が悪いように見えてしまってならない。 そこでは何がどうなのか? 今回もウルグアイの時と同様に、自分の目でみるべく足を運んでみるのだった。





 イグアスの滝と呼ばれる世界でも有数の大瀑布を見に行くのに起点になっている街、アルゼンチンにあるプエルト・イグアスからバスに乗ると、簡単にパラグアイのシウダー・デル・エステに行くことが出来る。 バスターミナルからほぼ毎時シウダー・デル・エステ行きのバス(それも路線バス)が出ているというのは、両国の関係や人の移動が活発なことを指し示していた。

 バスはターミナルを出ると一路国境へと向かった。 アルゼンチン側の国境で手続きを済ますと、今度はブラジル側の国境へと向かうことになる。 僕は事前にブエノス・アイレスでブラジルの90日間マルチエントリーのビザを取得していたので、その面では何も心配は無かった。 国境間の緩衝地帯を走りだしてしばらくすると、おんぼろの建物が見えてきた。 ブラジル側の国境だ。 窓の外にあるそのおんぼろの建物を見てると、僕を乗せたバスは「 す~っ 」とその脇を通って行ってしまうではないかっ! しかし、乗客の中で焦っている様子をしているのは自分のみ。 運転手も僕を一目見れば外国人なのだから、出入国のことは心得ているはずなのに、、、 きっと何かあるんだろう? 気持ち心配しながらも、僕は何がどうなるのかわからない状況に身を任せることした。

 バスはしばらくブラジルの街フォス・ド・イグアスを走ると、一本の橋を渡りだした。 察するにここがブラジル - パラグアイの国境なのだ。 きっと「 友好の橋 」とか何とか呼ばれているヤツだろう。 橋はそれなりに込んでいて、その先にある街に興味ある僕の何とも言えない心地良い緊張感を盛り上げていた。 その橋を渡るに連れ、車の騒音が、脇を歩く人々の雑踏がどこか懐かしいアジアを感じさせた。





 そうこう感じているうちに、僕はパラグアイに入国してしまっていた。 既に入国してしまっていたのであるっ! こちら側にあるブラジルの国境でも何にも言われなかったし、ここパラグアイ側でも何にも言われなかった、、、 一体ここはどうなっているのだろうか? 僕が入国管理局は何処かと尋ねると、「 もう通り過ぎた 」というではないか。 そんなことでいいのだろうか? しかし、自分の身は自分で守らなくてはならない。 何時、何処で警官につまらないツッコミをされるかわからないのだから、、、 僕は自力で入国管理局に入国のスタンプを求めに行ったのだった。 やれやれだ。 南米のいい加減さには笑えることも多数あるが、そのせいで問題を抱えたくはない。 しかし、バスに乗ってこんなに簡単に国境を行き来出来るなんて、きっと、三国バス共同運行同盟でも制定してあるのだろう。











Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-29 09:16 | 未- Paraguay

Paraguay 「 パラグアイ@南米 COMING SOON 」


a0086274_21252880.jpg


Paraguay パラグアイ@南米

2005年1月の旅話。

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-28 21:24 | 未- Paraguay

Uruguay vol.3 「 世界一汚い海? 」

a0086274_1824271.jpg

 船で港に到着し、街中を歩いている時はそこまで気にならなかったが、街の外れにある海に出くわした時、僕はエリさんと、トモさんの言う「 世界一汚い海 」(世界一周デート)・パラグアイ編)という言葉を思い出したのだった、、、


a0086274_1824943.jpg



 コロニアの街外れは海なわけで、それはどこに行っても変わらない。 小さなヨットがたくさん停泊しているハーバーや、海に飛び込む子供たちがわんさかといるところもあれば、老人が砂浜でビーチチェアで佇んでいたりもする。 何はなくとも海沿いに集まってしまう若者たちや、休日なのか、仕事の合間の休憩中なのか、釣り糸を垂れる人もいる。 どこぞの海に面する静かな街ではよく見る光景だ。 とても絵になるのだが、、、

 そうなのだが、ここの海は信じられないほど汚いのだ。 汚いと言ってしまうと語弊があるかもしれないが、ここの海は信じられないほど濁っている。 話に聞くと、厳密にはここは海ではなく川らしいのだがそれはどうでもよい。 まっ茶っ茶だ。

 ここで生まれ育つ人々にはごく自然のことなのだろうけど、僕は海のその色は今まで見たことはなかった。 ここの人々は何を気にかける様子もなく、それぞれの時間を楽しんでいるようだ。 旅行者にとってはきっと興醒めだろうが、地元の人々はおかまいなしなのである。 「 所変われば 」、だ。

a0086274_18241798.jpg






Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-26 08:56 | 未- Uruguay

Uruguay vol.2 「 コロニアルな街並み 」

 コロニアは、その街の名前からも察することが出来るように、コロニアルな街だ。 南米にある無数のスペイン統治時代の街、すなわちコロニアル調なのだが、ここは一応その街並が世界遺産に指定されているらしい。 そもそも「 一カ国、一世界遺産 」のようなUNESCOの方針で決まっているだけの話で、それが本当に他の世界遺産と同じくらい見応えがあるかどうかは自分の目で見るまでわからない。 ましてや、世界遺産だから見に行くというのも間違っていると思う。 価値は自分で判断したいものだ。


a0086274_18263017.jpg

 船の着いた港から街へと続く道からして、そこは何だか清々しいところだった。 道路の両側にはポプラ並み木がズラッと並んでいて、その背の高い緑のトンネルの合間を爽やかな風が通り抜けていた。 石畳の続く方へと向かえば、そこには石で造られた、さもヨーロッパにありそうな家屋が並んでいる。 その先には広場が、教会が点在していた。

 街の端っこと思われるところまで、ゆっくり歩いて30分もかからなかったと思う。 そこは眼前に見える海の方へと突き出す形になっている小さな広場があった。 そこに向かって歩み寄ると、背後には三階建てぐらいの背の高い石造りの建物が建っていた。 以前はきっと見張り台、もしくは灯台として活躍していたに違いないこの建物も、今では旅行者用のレストランだ。

a0086274_18265877.jpg

 螺旋状の階段を上ると、屋上に出る。 そこで食事が出来るというのだから、食事をしない手は無いだろう。 一つ大変だったのは、同行してきた日本人旅行者は全くスペイン語が出来ないと言うから仕方が無い。 勝手に人の「 ウルグアイ日帰り旅行 」に着いてきて、それは無いだろうと思いつつ、一緒に来てしまったのだからしょうがない。 そもそも、この人たちの「 まずは観光案内所に行こうっ 」というところからして、嫌な予感がしていたのだ。 こんなに小さな街で、しかも時間が限られているのにわざわざ観光マップなんかを読みあさっているのは、僕にしてみれば至極アホらしいのだ。 もっとも、「 時間が限られているのだからこそ、それを有効的に使う為にも、、、 」と言われれば、それもそうなのだが、しかし、、、 「 地図のない旅をしよう 」 そう僕は思うのだ。 それが少しの間でも、地図に縛られることのない旅をしたいものだ、、、

 かくして、僕は彼らのために乏しいスペイン語を駆使して、注文を済ませ。 大して飲むわけでもないのに、ワインを飲んだりして自ら気分を良くすることに努めた。


a0086274_18271342.jpg



 この街はどこを歩いても気持ちが良かった。



 アイスクリームを一つ買うにも、US$、アルゼンチン・ペソに、ウルグアイのお金が使えるのは正直びっくりしたが、その冷たいアイスクリームを頬張りながら歩くポプラ並み木はとても清々しく、そして、そこを吹き抜ける風は僕の気分を爽やかにしてくれた。

 旅行中の日帰り旅行なのに、僕は何故かすごく新鮮な気分になった気がしたのだった。

a0086274_18272741.jpg





Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-25 08:54 | 未- Uruguay

Uruguay vol.1 「 日帰り旅行 」

 アルゼンチンとブラジルという二つの大国に挟まれるようにして存在している国が2つある。 ウルグアイとパラグアイ。 何かのアニメの姉妹キャラクターの名前にでもありそうなこの2つの国だ。 大抵の旅行者にとっては「 行く価値の無い国 」などと言われているにも関わらず、僕はそれを自分の目で見るべく、ウルグアイ行きを決めたのだった。 そして、ウルグアイの何処に行こうか検討していたところ、コロニアという街ならばその日のうちに帰ってくることが出来るという。 ならばその隣の国まで日帰り旅行をしようではないか、ということになった。



 ブエノス・アイレスの中心街から少し海のほうに向かって歩くと、ウルグアイ行きのフェリーターミナルがある。 ウルグアイへの日帰り旅行を決めた僕は予めその船のチケットを街中で購入しておいた。 というのも、最初予定した日にターミナルに直接行ってみると、僕の読みとは違いたくさんの乗客が集まっていた。 読み違えたのは「 その場で全て対応出来るだろう 」ということだった。 何はともあれ国際線なのだ。 チケットを事前に購入しとくべきだったし、出入国の手続きにも時間がかかるのだから、もっと早くターミナルに来る必要があったのだ。 兎にも角にもどうにもならない状況に僕は少し気落ちして、その場を去ることになった。 しかし、そういう経験があったので、全ての準備を前もってしておいた。 そこまで大袈裟では無いにしろ、二度と前回のように気分が悪くなりたくなかったのだ。



 71アルゼンチン・ペソ( =約2500円 )。 目指すコロニアまでは片道3時間の船旅だ。 安くて、しかも日帰りの特別価格のチケットなので文句は言えないが、一日のうち船の移動で3時間ずつ、計6時間というのは正直ちとキツイ感じもした。 ハッキリ言って感じの悪い出国検査を終えると、僕は船へと乗り込んだ。 先日、乗ることが出来なかったのが信じられないほどの大きさの船だ。 エコノミー席へ陣取った頃、船はウルグアイへと向けて出発となった。





 「 ウルグアイへ行ってみたい 」というのと同じくらいに、「 少しブエノス・アイレスの喧噪から逃れたい 」というのがあった。 アルゼンチンのブエノス・アイレスといえば世界中で名だたる大都市だ。 旅行者にとっても憧れの強い街であることは確かで、僕もこブエノス・アイレスに来るまではそうだった。 いや、実際来てからもそうだった。 そうだったのだが、僕はどうやら不用意に時間をかけすぎてしまったようだった。 

 ブエノス・アイレスは確かに大都会だ。 街にある繁華街に行けば、そこは人と物で溢れている。 その整然とした街並も、街頭で見られるタンゴも人の目を惹き付けるのは確かだ。 しかし、僕はそういった旅行者として過ごす最適の時間をどうやら過ぎてしまっいたらしく、今度は逆にその大都会の喧噪に疲れてしまったようだった、、、 






 コロニアという街は静かで、落ち着いた街だと聞いている。 今、行くには絶好のチャンスだと思った。






Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-24 08:53 | 未- Uruguay

Uruguay 「 ウルグアイ@南米 COMING SOON 」


a0086274_2122018.jpg


Uruguay ウルグアイ@南米

2005年1月の旅話。

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-23 21:22 | 未- Uruguay

Argentina 「 アルゼンチン@南米 」


a0086274_2215879.jpg
何処からともなく聞こえてくるのは、、、 あの音色♪

Argentina アルゼンチン@南米

2005年1月の旅話。

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-21 21:54 | 未- Argentina

Argentina vol.7 「 世界三大瀑布 イグアス 」 -未-


 何処からともなく吹き上げてくる水しぶきのせいで、僕はもうずぶ濡れだった。 そこから下を覗けば、そこには圧倒的な水の量が作り出す、とても大きな滝が存在していたのだ。 聞けば、ここはこの滝のほんの一部に過ぎないという、、、

 僕にとっての滝というものは、何処かの山間の山頂から流れ出る水が高い場所から低い場所へと落ちるもののこと、という認識があり、ビジュアルイメージではその始点では小さな一点のように見えるが、落下点ではその水が落ちるに至って拡散される分、幅が広がっている感じだ。 イメージ的には空に上る竜のような格好だ。

 それがここではどうだろう? その圧倒的な水量に僕はただ唖然としてしまった。 なるほど、その 様 を見れば、人々がここを畏怖して「 Garganta del Diablo 」 悪魔の喉笛 と名づける理由がわかるする。 同じ気持ちに成らざるを得ない。 それほど、ここの滝は超自然的とでも言える雰囲気を醸しだしていた、、、


a0086274_10563871.jpg


 ちなみに滝つぼまでは70~80mあるとのこと。 覗き込めば、何故か引き込まれそうな気持ちになってくるから恐ろしい、、、





 ここは国立公園になっている。 基点となるアルゼンチン側の街、プエルト・イグアスからはバスで40分ほど行ったところにある。 園内はその規模の大きいことから、移動用の観光列車があり、観光客はそれを利用して園内を行ったり来たり出来る。 先ほどの「 悪魔の喉笛 」なんかは公園内の一番奥に位置しているために、この列車に乗らずしては観ることは出来ない。 この時の気温、40度近く。 列車がなければ諦めていたところだろう。

 その列車で戻ること数分、違う駅で他の旅行者に連れられて降りてみた。 歩いていくと、どうやらそこではこのイグアスの滝を上と下の二カ所で観ることが出来るという。 時間のなかった僕は、係員の勧めるままに上を目指して行くことにした。

 園内はここは「 熱帯雨林か? 」と思わせるほどに、緑が多い。 気温が上昇していることと、湿度が異常にあることから、歩くのはしんどかったが、途中に出くわすハナグマの可愛さにそれもいつしか忘れていた。 そして、しばらく歩くとそこには映画のワンシーンのような風景が広がっていた、、、



a0086274_10564863.jpg


 自然の織り成す景観というものは、口では表現しにくい。 この様な風景がこの世界にあるのかと思うと興奮せずにはいられず、自然の美しさを目の前にして僕はただただ感動するばかりだった。

 世界三大瀑布のうちの一つとして名高いイグアスの滝。

 圧倒的なその様相は、紛れもなく本物だった。






Copyright (C)  HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.

[PR]
by hitoshi280477 | 2005-01-20 10:09 | 未- Argentina