イエメンの首都であるサナアといえば、今では世界遺産に指定されている旧市街の街並が有名だ。
街の中心部にある大通り沿いに宿をとっていたので、
その辺りでは気が付かなかった。
でも、一本裏の通りに出てみると、、、
こんな光景が広がっていた。
自分の中では大通りの裏側と思っていたその界隈こそ、目にしてみたかった「 サナアの旧市街 」そのものだった。
それに気が付いたのは、吸い込まれるようにして旧市街を歩き始めてからしばらくしてのことだった。
ふと気が付けば、もう旧市街の何処に居るのかわからない、、、
まるで「 あの物語 」の世界に迷い込んだような気がしてならない。
レンガの色と、その周りの白い縁取りがとても好印象を与えてくれる。
何処か「 お菓子の家 」を思わせる外観、、、
迷路のような旧市街には、家やモスクだけでなく、こんな畑もある。
それが、この不思議な面持ちをした住宅が、今でも使用されていることを伝えてくれる。
旧市街を散策し始めて以来、
別世界に迷い込んだような気がしてならなかったが、
どうやらそれは彼にも同じようだ。
普段全く見かけない顔がウロウロしているのだから!
ギュウギュウ詰めに建ち並ぶイエメン様式の家、、、
その景観が醸し出す不思議な雰囲気と言ったら!!