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Palestine vol.7 「 パレスチナ問題 - 今そこにある危機、、、 」


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パレスチナ自治区にて。 イスラエル側によって建設された「 壁 」の存在。

それは、その事情を全く知らない者にとっても、あまりにも衝撃的な事実だった。

これが、今日の世界に存在しているとは、目で見ても信じがたい「 パレスチナの現実 」だった。


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現代のアパルトヘイトとも呼ばれているこの壁、イスラエル側の説明では、「 テロリストの予防 」と。

第三者からみれば、それは間違うことなく「 人種隔離 」の為の壁以外の何物でもない。

聞けば、ユダヤ人入植以後、パレスチナ人の土地は着実に狭められているとのこと、、、


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パレスチナ側には、白と緑のナンバープレート。 イスラエル側には、白/黄と青のナンバープレート。

話によると、イスラエルのナンバープレートのほうが有利だとか?

ナチス・ドイツ統治下、ユダヤ人が「 ダビデの紋章 」の腕章を義務付けられた話に似てきている、、、


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小さな村での大きな出来事、、、 イスラエルの不法土地占拠に対しての村人によるデモ。

本来ならば、平和そのものの小さな村。 村人たちのその平和が脅かされてる現実。

イスラエルに対して、村人は自らの土地を守る為に立ち上がる。 手にはパレスチナの旗のみ。


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パレスチナの人々は、人懐っこい。 そして、気の良い人も多い、、、

残念なのは、何故か人(特に東洋人)を見下したがることと、嘘をつくこと。

親切で、やさしい人が多い中で、そういう輩(特に若者)に会うと、幻滅する、、、


そんなコトがあると、「 パレスチナなんかど~でもいい、、、 」と、思いたくなってしまう。

自らが、自らを辱め、窮地に追いやるようなことはどう考えても得策には思えないのだが、、、

そこには、自分の知らない宗教観からくる世界観・価値観、それと風習があるからなのだろうが。


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パレスチナからエルサレムへと戻るとき、ふと車窓の外に目をやるとあの壁の姿が見える。

それを見る者の心には、きっと「 不快な気分 」、、、

そして、そこに住む者の心には、きっと「 憎悪の念 」を産むことだろう。


パレスチナ問題はこれからも続いていくだろうと思われる。

先祖代々、「 神との契約・約束の地 」としているユダヤ人が再びこの地を離れることは、

如何なる理由があっても無さそうに思える。


それに、ここにはユダヤ・キリスト・イスラムの宗教上の聖地が数多くある。

各々の宗教にとって、ここはとても大事な土地ということになっている。

それが、更なる争いを産んでいるのは事実。 それは、歴史が証明している。


そして、何よりも問題なのは、、、 「 平和を嫌う者の存在 」。

限られた土地の中で、自分こそが優位に立ちたいという観念が、

平和を嫌い、争いを産んでいる、、、 両者から。


大多数の人々が、ただ純粋に平穏な生活を望んでいるのに対して、

一部の人間のそういう観念・行動によって、この地は汚されている。

それが、今日の「 パレスチナ問題 」の根源なような気がする。


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あの壁の向こうにあの人たちが今日も生きていると思うと、なんともやるせない気分になる。

なんの因果で彼らの人生はこんな状況に追いやられてしまったのか、、、

パレスチナで生きる人々の現実を少し知ってしまった今、、、 何をどうすれば良いのか?





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by hitoshi280477 | 2007-05-15 00:52 | Palestine
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