「 the Basilica of the Annuciation 」
イスラエル北部には、「 受胎告知教会 」というのがある。
後の聖母マリアが大天使ガブリエルから、
イエスを身篭ったことを伝えられた場所。
聖書に登場するそんな大事な場所には、
やっぱり教会があるのだねぇ、、、
教会には大きな扉が備えてあって、
そこにはイエスの生涯が綴られている。
ベツレヘムで産まれ、
ヨルダン川で洗礼を受け、
ガリラヤ湖周辺で教えを説き、
そしてゴルゴダの丘へ、、、
祭壇の前ではミサが行われていた。
その祭壇の傍が、聖母マリアが実際に、
大天使ガブリエルから告知を受けたといわれる場所。
何処の国から来ているのか、たくさんの教徒が、、、
「 聖地巡り 」ツアー?
天窓から降り注ぐ陽の光が、幻想的な雰囲気を、
人々の口ずさむ聖歌が、厳かな雰囲気を産み出す、、、
「 受胎告知 」の様子を描いた作品。
「 あなたは身篭って男の子を産むでしょう。
彼は大いなる者となり、
いと高き者の子とな唱えられるでしょう、、、 」
こうして処女マリアは聖母マリアとなるのだった。
聖書の中でも、かなり重要な話、、、
数々の画家が題材として描いた場面でもある。
階段を見つけたので、上がってみることにした。
そこには至って普通の教会の姿があるのみ、、、
誰一人としていなかった。
自分の足音しか聞こえない中、
気がついたのは、、、
「 あれ、何だコレ? 」
よく見てみると、壁にはたくさんの壁画がある。
そのどれもがイエスを抱く聖母マリアの姿。
ルカ・長谷川の「 華の聖母子 」。
驚いた、、、 と同時に「 何コレ? 何してんの!? 」
でも、まぁ、そこに作者の熱意と教会側の寛容さが見られるが、、、
中国・韓国・ベトナム・タイ、、、 それぞれの民族色が見られる作品となっています!
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