遊牧民の朝は早い、、、 まだ陽も昇り切らぬうちに彼らの一日は始まるのだ。
昨日の真っ青な空に大草原は、まだ銀色の靄に包まれたまま、、、
馬のいななきと、冷たくて心地良い風、そして馬を追う声がこだましていく。
まずは家畜を放牧することから始まる。
みんなでお手伝いします♪
普段はやんちゃな男の子たちも、自分たちのすべきことをきちんとこなしていく。
まだ小学生ぐらいなのに、自分の役割を知っている。
それも、自然を相手にしての役割なのだから、、、 感心させられる。
お母さんの役割は、乳搾り。 やはり母だから?
今まで目にしたことがなかったが、やはりそこには驚きと感動が、、、
コツとしては、縄に繋いだ子馬のところへ、母親馬を連れて行って行うようだ。
お手伝いしながらも、この余裕、、、 若いのにやるねぇ。
このサイズの馬といえども、慣れていない者にとってはうまく扱うことは出来ない。
この作業も、少年の笑顔も、きっと日常的なことなのだろうと思う。
この家で一番のおてんばさん。
まだ小学生くらいだろうに、この貫禄!
そういえば、モンゴル人女性ってどんな感じ?
ちょっとだけお手伝い。 うるるん感覚で!?
モンゴルでは、ゲルには誰でも立ち寄るのが礼儀とされているそうだ。
旅をする者も、勝手にやって来て食事や寝床のお世話になっていくのが普通とか。
やはり国土の大きい国は、懐の大きさが違うなぁ、、、 ちなみに、人口密度は1.7人/k㎡!
きっとずぅぅぅぅぅっと前から変わっていないであろう、遊牧民の暮らしぶり。
古の時代から今の時代へと続く、彼らの生活・文化・誇り、、、
流れの速いこの時代に、そんな「 生き方 」があるなんて、、、 なんか嬉しい。
Copyright (C) HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.