この時期、季節は夏まっ盛り。 思っていたよりもかなり蒸し暑い、、、
短い夏を楽しむかのように、人々が川で遊んでいる姿が見られた。
民家の屋根の形は、ここが降雪量の多いところだというのを物語っている。
そして、相変わらずのこの光景。 まるで夏のセールを彷彿させる、、、
実はこちら側はホームの上ではなく、線路の上!
そんなこともお構い無しに、各々がお互いの利益の為に一心不乱、、、
まだ3日目だというのに、この看板を目にするまで、目的地を忘れかけていた、、、
看板の文字は逆なのだが、ちなみに左が目的のウランバートル。
右の「 MOCKBA 」が「 C → S 」になるので、なんとなく「 モスクワ 」と読める。
車窓の外には、短い夏の間だけ現れる大草原が、、、 でっかい空!
列車は北緯55度付近を東へと進んでいる、、、 北海道より1000kmも北に行った所だ。
なので、冬にはきっとこの辺りは一面銀色の世界なのだろうねぇ、、、 不思議。
暇なので、食堂車に行ってみた。
何処か昔の欧州の食堂車の雰囲気を醸し出している食堂車、、、
でも、食事は高くて、激マズと聞いている、、、 みんな昼間から飲んだくれ、、、
モスクワ駅で出発の時に会ったスウェーデン人たちは、カードゲームに興じていた。
もちろん飲みながら、、、 飲むのが好きな人たちは、飲めれば何処でも楽しい?
人々は思い思いに時間を過ごしていく、、、 そして、列車はただひたすらに走り続ける。
廊下の窓から外の景色を見ていることが多かったのだが、
気付けば今日という一日も終わりそうだった。 移動以外は何もしていないという一日、、、
「 長い人生、そんな瞬間があっても良いのではないか、、、 」と思ったさぁ。
列車は見る見るうちに街へと入っていった。
それまで、ほとんど水平線の真っ只中を這うように走っていただけに、
なんだか吸い込まれるように街に入っていった、、、
「 Новосибирск ノヴォシビルスク 」の駅に到着。 ロシア第3の街であり、
シベリアでは最大の都市。 人口は約147万人。 シベリアのど真ん中!
交通の要所として栄えた、、、 でも、あまり魅力的には感じられない、、、 残念。
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