Easter Island vol.5 「 神秘の島 」

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 イースター島は本当に神秘的な島だ。

 ここが南米大陸やタヒチなどといった人が住む主だった場所からは4000Kmというとてつもない距離があること、そんな場所で人々は生活し、独自の文化を持っていたこと、それにいろんな研究が成されているに未だ謎の残るモアイ像のことはもちろんだし、その後人々が行っていた鳥人儀式の話なんかも興味深い。

 しかし、それ以上に僕が興味深く感じてならなかったのは、この島の生い立ちと歴史だ。 というのも、こんなに大陸や他の島々から離れた場所にあるこの島は、間違いなく自然の造り出した賜物なのだ。


a0086274_1852219.jpg この島は300万年前から4000年前の間に起こった三回の海底火山が爆発したことによって産まれた。 三角形の形をした島のそれぞれのでっぱり部分が、それら三回の火山であり、今現在は休火山になっている。

 起伏に富んだこの地形はそこに理由があり、また海岸沿いのゴツゴツとした岩がそれらを裏付けしている。 そして驚くべきことに、長さ約23km、幅は約10kmという狭く小さな島の割に、その豊富な地下水脈が移り住んで来た人々の生活を下支えしている。 それに一時は木々が生い茂る緑豊かな土地だったのだ。

 その後、部族間同士の対立や、奴隷として連れ去られた事、疫病が持ち込まれた事などから島民の数は一時111人にまで激減したとか、、、

 そんなことが今までにこの島であったのだ。 今では年間約2万人の観光客が訪れるといわれているイースター島。 こんなに遠くまで来る人も来る人だが、それだけの魅力がこの島には間違いなくある。 もちろんモアイたちもそうなのだが、、、


a0086274_18522155.jpg 南太平洋のど真ん中、やはりここでも陽は上り、そして陽は沈むのだ。 夜になれば、今にも落ちてきそうな程の満天の星を空に見る事が出来る。 それはこの島が産まれた頃と何ら変わりはないのだ。 遥か昔、人々が渡って来た時代に彼らが見た太陽や星空は、今日僕が目にした太陽と星空と何ら変わりはないのだ。 それはとても不思議なことだ。

 人々がこの島に渡って来た事によって、この島の運命は大きく変わった。 もしあの頃の人々に、この大海原をカヌーで旅する勇気がなかったら、この島を見つける運命になかったら、大変な労力をしてあのモアイたちを造らなかったら、、、 それら全ては神のみぞ知る所なのだろうか? しかし、実際はその当時の人々の生き抜く事への挑戦によって全ては成されてきたのだ。

 あの頃の人々がきっと見ていたであろう朝日を、夕日を、そして星空を、同じように僕も見ているのだ。 そう思うと、何だかとても特別な思いにかられ、この島の存在そのものが神秘的に思えてならないのである、、、

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by hitoshi280477 | 2005-12-02 07:36 | Easter Island
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