Tahiti vol.4 「 タヒチアン・ブルーの海の中 」

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 「 その場の雰囲気に飲まれているのだろうか? 」 そう思う事もあるが、実際タヒチの海の色は綺麗で、少し不思議な色をしている気がする。 それが、「 南太平洋の楽園 」を代表するタヒチの海だからなのかは分からないが、海は本当に綺麗だ。

 というのも、ここの海は遠浅になっていて、砂浜からの目線で視界の届く限りは、ほとんどの場所において薄い青が続いている。 航空写真のような高い場所から写した写真を見ると、その理由が分かる。 島の中心部は空に鋭く突き刺さるように聳えたっているにも関わらず、島の末端部分は平らで、それがしばらく海の中まで続いている。 なので、高台から見る海と海の色そのものは、他では見る事があまりない様な淡い青となっている。



 同じ宿に滞在していたスイス人に勧められて、シーカヤックに挑戦する事にした。 今まで、海のアクティビティーといえばスキューバーダイビングが一番やりたい事だったが、前に患った気胸から今ではダイビングはちょっと無理なのだ、、、 という訳で、カヤックを借りて海に出る事にした。



 聞いた所によれば、モーレア島の周りにも小さな島々が点在していて、特にカヤックを借りられる場所から向かう二つの島の間では、珊瑚や魚たちがいっぱい見れるとあって行く事にしたのだった。 ただ、カヤックそのものを漕ぐのは初めての事なので、少々手こずったが、まあ普通のボートを漕ぐのとあまり大差はないようだ。

 問題だったのは、目にはあまり見えないが潮の流れがあることと、海面で照り返す日の光による日焼けだった。 もちろんTシャツを着て漕いでいたのだが、いくらサングラスをしていても、下からくる日の光はキツい、、、

 結局、20分で行けると聞いていた場所は、僕の力では30分かかってしまった、、、 途中、カヤックを降りて、フィンを履いてカヤックを押してみるが、潮の流れには勝てない。 まあ、初めての事で慣れない事ばかりだから、時間がかかったのは良しとしよう。



 そして、借りて来たスノーケリング用具一式を付けて、早速海に潜ると、、、


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 たくさんの魚たちが、ひらひらと泳いでいる様子がよく見える。 やはり海の中はいい。 特に、日の光が強くて、それが海底にまで届いている瞬間を眺めていると、何だか心が洗われる様な気持ちになる。 潜っていた場所は、正直あまり珊瑚の多い場所ではなかったし、透明度も良かった訳ではないのだが、それでも生物の海中生活を見るのはいつも興味深いものだ。

 よく見ると、海底にへばりつく様にしてエイがいる。 どうにかして持参した水中デジカメで撮ろうと思うが、素潜りは出来るものの、果たして僕の素潜りの仕方が本当に良いのかどうなのかも分からない状況では、写真はもちろんのこと、ビデオを撮るのもしんどい、、、


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 しばらくスノーケリングをしてみて、魚たちがどうしてこんなに人懐っこいのか僕は不思議に思った。 稚魚たちはそうでもないのだが、成魚になると僕にまとわり付いてくるほどなのだ。 しかも、一番驚いたのは、エイたちだ。 始めは僕の周りをひらひらと泳いでいたので、僕は彼らを追いかける様にして水中ビデオを撮り始めると、、、 なんと4匹ものエイが僕に向かってやってくるのであるっ!! 僕は一瞬にしてパニックになってしまった!! 海に潜る事や、海中で魚を観賞する事には慣れていると思ってはいたが、いや実際慣れている筈なのだが、大型の4匹ものエイに襲われてはパニックになっても仕方がなかった。 久しぶりに海水をまともに飲んでしまった、、、



 、、、 落ち着いて考えてみると、きっと誰かがこの魚たちに餌付けをしているのだろう。 何せこの二つの島にはレストランがあったりして、そこに観光客たちがボートに乗ってどんどこやって来るのである。 そんな訳で誰かがきっと誰かさんたちを喜ばせるのにやっていることなのだろう。 そういうことは生態系を変えてしまうので、全くもって良くない事なのだが。



 ターコイズブルーの海の中は、とても綺麗な所だった。 いつまでこの青が保たれて行くのかは分からないが、いつまでもタヒチ色のターコイズブルーが存在していくことを願うばかりだ。






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by hitoshi280477 | 2005-11-24 08:04 | Tahiti
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