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Myanmar-2 vol.9 「 やっぱりシュエダゴォン!! 」

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 「 パゴダの国、、、 」と呼ばれるだけあって、実際ミャンマーの至る所にパゴダは存在する。 その数が一体どれ程になるのかは検討も付かないが、人々の仏教に対する信仰の度合いを指し計るものにはなるだろう。

 そんな中で、やはり一番に来るのがこの「 シュエダゴォン・パゴダ 」だろう。 ヤンゴンの少し小高い丘にあるこのパゴダは、それが首都にあるからという理由もあるが、そこを訪れる人の姿が絶えることはない。 それが、早朝でも、暑くて日差しのキツい昼でも、夜遅くでも、、、 また、雨が降ってもだ。


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 このパゴダの歴史は古く、約2,500年前に2人の商人がインドで仏陀から8本の聖髪を貰い、紀元前585年に奉納したのが始まりなのだそうだ。 何度も拡張された結果、中央の仏塔の周りに60以上もの塔を有する巨大パゴダとなった。 仏塔の高さは99.4m、基底部の周囲は433m、金箔は約9,000枚も使われている。

 さらに、塔最頂部には76カラットのダイヤモンド、他に5,451個のダイヤモンド、1,383個のルビー、それから翡翠等の多数の宝石、、、

 偉大なる鐘という意味を持つマハ・ガンタの釣鐘は、18世紀に造られたもの。重さは23トンもあり、戦争の際にイギリス軍が持ち出すのに失敗して川に落としたものを、後にミャンマーの人々が引き上げたという。



Myanmar-2 vol.9 「 やっぱりシュエダゴォン!! 」_a0086274_21261534.jpg 前回来た時も感じたことだったが、ここには「 何か 」が宿っているような神秘的な感じを受ける。

 金箔が貼られた大きくて立派なパゴダがあることや、八曜日の動物たちが祭られていること、また様々な仏像やら何やら大事な建物、像があることなどなど、「 何か 」を感じさせられるものはある。

 しかし、そこにはもっと言葉では説明し難い雰囲気がある。

 しばし、タイルで綺麗に仕上げられた回廊を歩き、そこにある仏像や、仏塔を眺めていると気付くことがある。 それは、ここに集まる人々の信仰の厚さだ。



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Myanmar-2 vol.9 「 やっぱりシュエダゴォン!! 」_a0086274_21283640.jpg その姿が目に留まらないことはない。 

 キツい日差しの照り付ける中や、雨風の吹く中でも、人々はお祈りを止めることはない。 何をそんなに熱心に祈っているのか、、、 その心中を察することは出来ないが、その姿から人々の仏教に対する気持ちの現れを目にすることが出来るのには間違いがない。

 手を合わせ、心静かに何かを想い、一心不乱に祈り続けるその姿、、、 それを見る者を魅了する必要は何処にもないが、しかしその様子を見る者が「 何か 」を感じぜずにはいられないほど、人々の祈りを捧げる様子は神秘的だ。



 何だか、えらく場違いのような気がしてならないが、それでも人々はここを訪れる者には寛大だ。 こちらが好奇の眼差しで見ていることや、写真の被写体になっていることに、気付いているのかどうかは知らないが、特に気にする訳でもなく、特に無視する訳でもなく、至って自然体でいることに気付かされる。

 何処ぞの国の、「 それ 」を売り物にしか考えていない輩たちとは偉い違いだ、、、

 ああ、そう言えば、ここも外国人観光客には入場料$5が必要だったっけ?


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by hitoshi280477 | 2005-08-09 01:51 | Myanmar-2
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