実際問題、「 どうやってガラパゴス諸島を旅するのか? 」という話である。 そもそも、ガラパゴスは南米大陸からは約960kmも離れている。 そして、その呼び名の通り、、、 「 諸島 」なのである。
一番話しが早い、、、 というか、事実上ガラパゴス諸島を観光するのには、「 クルーズ・ツアー 」に参加することになる。 キト、グアキヤルで手配するのが無難だが、現地空港での呼び込みや、港のあるプエルト・アヨラの町でも手配可能。 キト・グアキヤルの旅行代理店では本当の状況がわからないので、時間に都合が付く人は現地へ行ってしまったほうが話が早い。 現地手配の利点は代理店の手数料をカット出来ることや、プエルト・アヨラのある島 La Isla Santa Cruz サンタ・クルス島での観光をカット出来ること( ←自分で観光すれば良い )。 そうすると、キト、グアヤキルからは8泊のツアーも6泊になったりする。 その分、費用が浮くという仕組み。 時期によってなのか、各船の出発状況は異なる様子。 実際、僕がキトの代理店で話を聞いた時には月、木曜日発がほとんどだったのにも関わらず、土曜日の昼過ぎにプエルト・アヨラでバスを降りたとたんに勧誘に来た人の夜発のツアーに参加することが出来た。 話に聞いていたのは現地で火、金曜日発、、、 僕の思うところ、キト、グアヤキルの代理店が全ての船のツアーを売り出しているわけではないので、やはり現地での購入が無難なように思える。 3泊、4泊、6泊、7泊、8泊、、、 と実際どの位の期間がベストなのかということが焦点になるのだが、ここでは僕の参加したツアーの話を。 代理店 : Galapagos Tour Center プエルト・アヨラの公園の近く 船 : Free Enterprise 乗客定員20名。 ホットシャワー、A/C、3食+飲み物(水、コーヒー、紅茶)込み。 110vの電源付き(コンセントは日本と同じ) 期間 : 11/7-12 2004 正確には6日(土)の夜8時から乗船 12日にプエルト・アヨラの港にて夕食後解散 クラス : Tourist Superior これ以上は必要なく、これ以下はトラブルなど諸々の面から避けたかったのでちょうど良かった ガイドや食事を含めたサービスに個人的にはかなり満足している 費用 : $550 その場で現金一括払い 数時間後に出発というのに、この言い値よりまからなかった、、、 その分、スノーケリングの機材のレンタル料を安くしてもらった。 ナチュラリストという専門のガイド( 英語とスペイン語の両方 )が二名同乗。 ツアー中のスケジュールの説明や船内での約束事、動物たちの説明などに対応してくれる。 英語がわからないとちと辛いかも? 船の大きさは充分だが、キャビンが弱冠狭いのは否めないところ、、、 デッキの部分にサンダルやスノーケリング機材を置くことになっている。 食事は皆で一斉に食べる。 量も質も良かったのには正直ビックリした。 とりあえず水とおやつだけは持参した(笑)。 島への上陸は小型のボートを使うのだが、この時「 Dry Landing 」と「 Wet Landing 」とあるのだが両方ともある程度濡れる覚悟で。 特に波打ち際で上陸する際には波の勢いによって濡れることもしばしば、、、 水着もしくはその類いを勧める。 そして毎晩、ミーティングが行われる。 動物の細かい説明に関しては現地で。 ☆ある日のスケジュール 0630 起床 0700 朝ご飯 0800 島に上陸 0930 スノーケリング 1100 船に戻る 1200 昼ご飯 他の場所、島へ移動 1400 島に上陸 1530 スノーケリング 1700 船に戻る 1900 夕ご飯 2030 ミーティング 2200 就寝 他の場所、島へ移動 島内観光は砂地や岩場などさまざまで結構疲れる。 その都度、靴かサンダル( 両方ともアウトドア用が良い )に履き替える必要あり。 僕はサンダルで通した。 スノーケリングはたくさんの魚はもちろんのこと、サメ、カメ、アシカ、ペンギンなどを間近で見られる可能性大なので外せないのだが、赤道直下のこの諸島も日によっては曇りに強風が吹くこともあるので覚悟の上で。 僕の行った11月上旬で2.5ミリのショートのウエットスーツではかなり寒かった、、、 それでもがんばってスノーケリングしたかいあって、上記の動物を手の届きそうなくらい間近で見ることが出来た。 少なくとも、一日一度は参加したい。 ただ、欧米人のようにウェットスーツなしとか、休憩なしとかではきっと無理。 いや、本当に無理。 毎日することがたくさんあるので、結構疲れる。 その為、夜間のエンジン音も苦にならず良く眠れたし、siesta 昼寝もした。 それでも船は揺れた時は結構すごかったので酔いやすい人は酔い止めや、音楽を持参すると良い気分転換になる。 ちなみに煙草はデッキの上以外では吸えないようだった。 島内はもちろん全面禁止、食料の持ち込みも禁止。 ちなみに今回の参加者の出身国は、アメリカ、英国、アイルランド、ノルウェー、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、、、と西側諸国に片寄りました。 ということで、必須の言語は英語でした。 正直、英語が苦手な人が単身参加するのはちょっときついかも? ルートに関して、、、 このツアーに関して、この点だけが少し曖昧だった。 というのは、代理店で話を聞いたのと違うルートで行ったため、前日の夜のミーティングまで次の目的地がはっきりしなかったからだ。 もっともこの日程で行ける島には全て上陸したので、文句はない。 後で問いただしたところ、単に勘違いのようだったがその辺は不明。 全6日のルートはこちら、、、 ( 注:各島2、3通りの違った呼び名有り SNKR=スノーケリング ) === DAY-AM-PM の順に記載 === DAY 0 キトから飛行機で到着 Puerto Ayora 夜8時乗船 DAY 1 Isla Floreana - Post Office Bay での郵便のやり取り 洞窟内へ潜入 SNKR Isla Floreana - Punta Cormorant アシカ、ペリカン、カニ、カメ、フラミンゴ SNKR DAY 2 Isla Espanola - Punta Suarez Blow Hole有り 海イグアナ、カツオドリ、トカゲ、アルバトロス、ブービーなど Isla Espanola - Turtle Rock SNKR 白浜、ホワイトチップシャーク、海イグアナ DAY 3 Isla Seymour ブービー、マネシツグミ、アルバトロス、グンカンドリ、ミヤコドリ SNKR Isla Santa Cruz - Las Bahas Beach DAY 4 Isla Santiago 溶岩でできた海岸 海イグアナ、カニ、ミヤコドリ、アシカ、カメ SNKR Isla Rabida 赤茶色の砂浜、サボテン多し フラミンゴ、アシカ、カメ DAY 5 Isla Bartolome 364段の階段を登ると絶景 ペンギン、カニ、アシカ、サメ SNKR 運が良ければペンギンの泳ぐ姿を見れる Isla Santiago Sullivan Bay 比較的新しい島なので溶岩が固まった後の様子がよく見れる 小さなサソリ発見 SNKR DAY 6 Isla Plaza Sur アシカ、陸イグアナ、ミヤコドリ Isla Santa Fe 陸イグアナ SNKR アシカ多し DAY 3 は朝早くから島を観光して、その空港の近くへ行き、降りる人と乗り込む人を待つことになる。 その間はビーチに行くか、船内でゆっくり出来る。 空港で客引きにあった人はここからの乗船となる。 DAY 6 は午後4時半頃に切り上げて、プエルト・アヨラへと向かい、夕食後に船を降りた。 全ての島に行くには最低でも3週間ぐらいは必要とガイドさんは言っていた。 中には3、4泊のツアーもあるが、自分の体験から6日間を勧める。 短いツアーでもガラパゴス諸島を垣間見ることはもちろん可能だが、動物だけにとらわれずガラパゴス諸島の自然のほとんどを見れるのはやはり6日間以上と思われる。 ちなみに全ての動物を見ることは約束されていない。 陸上の動物を外すことはないだろうけど、海の生き物はその時の運による。 僕のように幸運にもほとんどの動物を見れた上、海ガメやアシカやペンギンが泳ぐところを手の届きそうな範囲で見れたのはたぶんかなりの幸運であり、僕の日頃の行いの良さであることは皆の知るところである♪ Copyright (C) HITOSHI KITAMURA All Rights Reserved.
by hitoshi280477
| 2004-11-08 18:39
| Las Islas Galapagos
|
カテゴリ
@ひと === ひと === @アジア周遊 未-Thailand 未-Cambodia 未-Vietnam 未-Laos 未-China 未-Tibet 未-Nepal 未-India 未-Myanmar @アジア横断 Bangladesh (写真のみ) India-2 (写真のみ) Pakistan (写真のみ) Afghanistan (写真のみ) Iran (写真のみ) Turkey (写真のみ) @アジア再訪 South Korea Taiwan Indonesia Myanmar-2 Sri Lanka Mongolia @中米 Mexico Belize Guatemala Costa Rica Panama Cuba @南米 Colombia Equador Peru Bolivia 未- Chile 未- Argentina 未- Uruguay 未- Paraguay 未- Brasil @中東+マグレブ @中近東 Egypt-2 Yemen Israel Palestine @オセアニア Australia New Zealand Tahiti @エーゲ海とバルカン半島 Greece (写真のみ) 未-Turkey-3 Bulgaria (写真のみ) Serbia Montenegro (写 Bosnia-Herzegovina Croatia (写真のみ) @欧州周遊 @北米 USA Canada @西アフリカ Morocco Mauritania Senegal Mali Burkina Faso Ghana Togo Benin Nigeria @東アフリカ Ethiopia Kenya Madagascar Tanzania Malawi Mozambique Zimbabwe Zambia Namibia South Africa @極地+α Antarctica Easter Island Las Islas Galapagos Siberian Train @Japan 慶良間諸島 屋久島 京都 宮古・石垣・西表 @その他 作者紹介 ブログ紹介 @続・仁旅 Alaska 未-Swiss 未-Uzbekistan 未ーVenezuela 未ーBhutan 未ーLondon~Paris+MSM 未ーPapua New Guinia 以前の記事
2012年 09月 2011年 10月 2011年 03月 2010年 10月 2010年 06月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 02月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 05月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2003年 07月 2003年 06月 2003年 05月 2003年 04月 2003年 03月 2002年 09月 2002年 08月 2002年 07月 2002年 05月 2002年 04月 2002年 03月 2002年 02月 2001年 11月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||