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屋久島 vol.5 「 旅のお宿 民宿:晴耕雨読 」 

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屋久島での宿選び、、、 あんまし迷うことはなかった。

やはり快適+ゴージャスなホテル滞在などとは程遠い人間のようで、

求めていたのは、、、 人懐っこい場所? 苦手なようで、好きなのだ、、、

結局、ホテル、民宿、ゲストハウス、キャンプ場とある中で、選んだのは「 民宿 」。

それにしても、屋久島には宿泊施設が多い。 これも世界遺産様々なのか、、、



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「 晴耕雨読 」 その名前を知った時から、なんとなく興味をそそられていた。

宿の情報と評判を知ろうと本やネットで調べたものの、、、 情報少ない。

けれど、その「 晴れては、田を耕し 雨降っては、読みものをする 」というその心。 

それが気に入り、それだけで決めてしまった、、、

実際、短い滞在なので、雨が降っても出掛けなきゃなんないんだけど。



宿には老若男女、日本各地から個人でやってきた旅行者が滞在していた。

(古い?)民家をそのまま宿にして、皆個々に割り当てられた部屋はあるものの、

一つ屋根の下、限られた滞在の中の時間を共有するのだ。 ある種、家族みたいな。


台所が使用出来ること、それとそこに食卓があることで、「 そこ 」は皆の集う場所だ。

誰かが料理を始めれば、それに招かれる者、、、 もしくは、台所争奪戦になる者!

なんとなく人は集まりだして、制御不能状態に陥る事しばしばだけど、それでも皆楽しんでいる。


台所が使わせてもらえる+お米一合80円で分けてくれる+弁当の手配が面倒ということで、

山に行く度に二合分のおにぎりを作っていった。 具は適当+その辺の頂き(残り)モノ。

深夜1時や早朝5時におにぎりを一人せっせと作っていた、、、 これも後では良い思い出じゃ。


狭いスペースを皆で共用するのだから、人と関わらずにはいられない。 苦手な人にはキツイかも。

海外のいわゆる安宿ではよくある環境だが、慣れていない人にはきっと煩わしいこともあるだろう。

しかし、これも旅の一部だと捉えれば、これ以上ない収穫+思い出になると思う。



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ここでは夜な夜な集いは繰り返される。 とは言っても、皆翌日には大抵お出掛けするので、そこまで遅くはならない。

誰かが始めるのだが、それぞれ手助けし合う。 で、なんとなくなんとかなってしまい。 楽しい。

そこは、お酒を飲まず、お酒の席が苦手であっても、皆といるだけで楽しいもんだ。 


きっとその辺りの感覚が、この宿の一番良いところなのだろうと思う。

ここに宿泊する人のほとんどが、個人で来ているのにも関わらず、束の間の親しい人になれる。

きっと誰しもが「 晴耕雨読にして良かった 」と、そう思うことだろう。 きっとね、、、


ちなみに、宿の主はサブローさんと愛子さん。 感じの良い夫妻だ。

愛子さんは優しい方で、面倒見も良い。 サブローさんは呑むと調子が上がってくるタイプ、、、 ?

長年のリピーターの多いこの民宿、この主の様を見ればそれも納得のいく話なのである。



☆ 民宿 晴耕雨読 素泊まり 3500円  TEL:0997-42-2070 ☆

バス停上屋久町役場前より徒歩3分 宮之浦川近く 共同キッチンあり
by hitoshi280477 | 2008-05-30 20:14 | 屋久島
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